若い頃に比べて髪の毛の密度が気になってきた…と思ったら育毛シャンプーの出番かも。シャンプーの基本的な役割である洗浄効果に加え、頭皮環境を整える効果も期待できるのが育毛シャンプーの魅力。今回はそんな薄毛・抜け毛ケアに向いた「育毛シャンプー」をテーマに、選び方&おすすめアイテムを厳選してピックアップ。
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本当に薄毛ケアに良い?育毛シャンプーで期待できる効果とは
育毛シャンプーとは、いわゆるスカルプシャンプーのこと。頭皮環境を整える成分が入っているのが特徴で、フケや痒み、抜け毛を予防する他、血行促進などの効果が期待できる。また、髪の毛のボリュームアップ、ハリ・コシのアップにも期待でき、これらの効果は使ったその日から実感しやすい。しかし、ここで注意したいのは育毛シャンプーには発毛効果はないということだ。あくまで頭皮環境を整えたり、髪の毛を補修したりして“薄毛を予防する”ことを目的としている。ゆえに、治療効果は無いということを念頭に置いて使用しよう。
薄毛が気になるメンズは必見。育毛シャンプーを選ぶ際の3のポイント
昨今ではあらゆるメーカーから育毛シャンプーが登場しており、メジャー物からマイナー物まで群雄割拠。そんな選びに迷ってしまいそうな育毛シャンプーの選び方を3つ紹介していく。
育毛シャンプーの選び方①「頭皮に“やさしい洗浄成分”か?」
洗浄力の強いシャンプーは汚れをしっかり落とせる反面、必要以上に皮脂を落としてしまうことも。皮脂には肌の環境を守る役割もあるため、落としすぎてしまうと頭皮環境が悪化し、それによって薄毛を進行させる恐れがある。そのため、“頭皮にやさしい洗浄力”のシャンプーを選びたい。代表的なシャンプーでいうと「アミノ酸系」と「ベタイン系」と言われる種類で、これらは頭皮に必要な皮脂は落とさずに汚れをスッキリ落とすと言われている。下記にはそのアミノ酸系とベタイン系の成分をまとめたので、購入する際に、これら成分が配合されているかチェックしてみてほしい。
アミノ酸系の代表的な成分 | ココイルグルタミン酸Na ココイルグルタミン酸TEA ラウロイルメチルアラニンNa ココイルメチルタウリンNa |
ベタイン系の代表的な成分 | コカミドプロピルベタイン ラウラミドプロピルベタイン パーム核脂肪酸アミドプロピルベタイン ラウリルベタイン |
育毛シャンプーの選び方②「“医薬部外品”や“薬用”の表示があれば高い効果が期待できる」
冒頭でも述べたが、育毛シャンプーの魅力は頭皮環境を整えることにある。とはいえ、育毛シャンプーという商品名に安寧せず、頭皮の状態を整える成分がきちんと配合されているかどうかは必ずチェックしておきたい。それを見極める指標となるのが“医薬部外品”という表記だ。医薬部外品は、厚生労働省が許可した効能に有効な成分が一定の濃度で配合されたものを指す。そのため、医薬部外品と表記のないシャンプーよりも、高い効果が期待できるはずだ。ちなみに、医薬部外品と同じ意味合いとして“薬用”という表記もしばしば使われるので、こちらも押さえておこう。
育毛シャンプーの選び方③「刺激の強い“添加物”が入っていないほうが好ましい」
実はシャンプーの成分のほとんどは水。言うまでもないが、防腐剤が含まれていないと、すぐ使い物にならなくなってしまうため、シャンプーには必ず防腐剤が配合されている。しかし、この防腐剤の種類によって刺激性が強すぎて、吹き出物や痒みといったトラブルの原因になることも。そこでチェックすべきは“添加剤の種類”。主に配合されるのは「フェノキシエタノール」と「パラベン」だが、パラベンの方が刺激が強く、肌トラブルを招きやすい。本来、頭皮環境を良くするためのアイテムだが、肌に合わないと途端に頭皮環境が悪化するため、しっかりチェックしておこう。
予備知識として押さえておきたい!“シリコンシャンプー”は頭皮に悪い?
シリコンとはケイ素をメインとした合成樹脂で、髪のキューティクルを守ってくれるコーティング剤のこと。シリコンを配合したシャンプーは、髪の毛一本一本をコーティングして手触りをなめらかにするため、ヘアダメージが気になるという方にはおすすめだ。しかしその一方で、「シリコンが頭皮の毛穴に入り込んで薄毛の原因になるから使うのはNG」という噂も。実際には安全性の高い成分であるうえ、粒子の大きさという面でも頭皮に詰まる心配はないため、シリコン入りでもなんら問題なし。とはいえ気分的に使いたくない…という方は、成分表に「シリカ」や「ジメチコン」という表記のあるシャンプーを避けるようにしよう。
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