日本ではしじら織りとも言われ、夏向けの素材として親しまれる「シアサッカー」。シアサッカー生地を使用したジャケットは春夏のスタイリングに外せない存在だ。今回はそんな「シアサッカージャケット」にフォーカスして生地の特徴や注目のアイテムを紹介!
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シアサッカーとは?
シアサッカーといえば、日本では「サッカー」「しじら織り」とも言われている夏向けの定番生地。「シア」という言葉は、ペルシア語で「薄い、透き通る」といった意味を持つ。また、ミルクと砂糖を意味するshīr va shakkarに由来しているとも言われている。たて糸にある間隔をもたせて張った部分とたるませた部分を交互に配して織り上げ、その際に生じた凹凸状の波打ったしじらが立体感を演出してくれると同時に、肌への接地面積を少なくしてくれるため清涼感を与えてくれる。交互にシワが出る素材のため、ストライプやチェック柄と組み合わせてよりシワ感を際立たせたデザインが多い。現在では、化学処理や収縮度の異なる糸を組み合わせてシアサッカー生地を織り上げる場合もある。元々はインド産の柔らかい亜麻布が一般的であったが、現在はコットンがメインストリームに。化学繊維などを用いたシアサッカー生地も存在する。
シアサッカー特有の“シワ感”が夏の着こなしを爽やかに見せる!
シアサッカーの最大の特徴といえば”しじら”。シワが特徴な素材ながら、スタイリングに取り入れると爽やかな印象を演出してくれる。また、シワが元々ある素材のため洗濯後のアイロンプレスでシワを伸ばす作業も不要。一般的にはコットン素材をメインに用いているケースが多いため速乾性も高く、肌触りもサラッとしていて着心地も爽やかだ。デメリットとして挙げられるのは、洗濯による色落ちと縮み。これからの夏シーズンはヘビーユース必至なアイテムでもあるため、洗濯する際には商品タグに書かれた注意事項に従って適切なケアを行い長持ちさせたいところだ。
続いては、シアサッカージャケットのおすすめを一挙紹介!
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