
深い打ち合わせから生まれる胸周りの立体感がマスキュリンなムードを際立たせ、クラス感やドレスな洒落感を底上げするダブルジャケット。タイドアップでキメた着こなしはもちろん、サラリと羽織ったこなれ感のある着こなしもサマになり、シングルブレストとはまた違ったエレガントな雰囲気を演出する。今回は「ダブルジャケット」にフォーカスし、注目のスタイリングとおすすめアイテムを紹介!
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シングルとは一味違う!ダブルジャケットの特徴を紹介
ダブルジャケットの特徴①「シングルと比べてVゾーンが浅くなる」
フロントを閉めた際、シングルジャケットと比べてVゾーンが自然と浅く設計される仕様はダブルブレステッドジャケットの特徴のひとつだ。Vゾーンが浅いと、タイドアップシャツの露出面積が少なくなるため、ストライプ柄など主張が強いアイテムもバランスよく仕上がりやすい。また、視線も上に集まるためウエスト周りの体型カバーの効果にも期待できる。
ダブルジャケットの特徴②「打ち合わせの面積が広がる分、貫禄のある表情に!」
シングルブレステッドと比べて打ち合わせの面積が広がるぶん生地を多く使用するため、より重厚感のある印象に仕上がるのもダブルジャケットならではの特徴。柄を取り入れないシンプルな佇まいでダンディな雰囲気を漂わせたいときに、是非取り入れを検討したいアイテムだ。
ダブルジャケットの特徴③「クラシックトレンドとの相性◎」
プリーツパンツやワイドラペルなどのクラシックなディテールが注目を集めている昨今、もともとワイドラペルのデザインが多くクラシカルな雰囲気漂うダブルブレステッドジャケットの取り入れは有力だ。イタリアのテーラーブランドはもちろん、コレクションブランドもワイドラペルのダブルテーラードジャケットを多く展開している。
ダブルジャケットのボタンの留め方は様々!
ダブルブレステッドの場合、左右のボタン付け位置の幅が均等のIラインの場合は全てを、YまたはVライン上にボタンの付け位置が設定されている場合は、一番感覚の狭い位置のボタンを止めるのが正式だ。
左から、Iライン、Yライン、Vラインに設定されたボタン位置の参照画像。ボタン配置の違いに伴い、ラペルの返り位置も異なっている点にも注目したい。イタリアの伊達男達がハズしとして行うテクニックの一つとして、一番下のボタンのみをあえて留めてVゾーンを広く見せるという高度なテクニックも存在する。【関連記事】ジャケパンスタイル着こなし/コーデ特集
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続いては、ダブルブレステッドのテーラードジャケットを使用した着こなしとアイテムを紹介!
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