レザージャケット選びの３条件をクリアした英国製の新定番４モデル

レザージャケット選びは難しい。なぜか？昔ながらのデザインを踏襲したクラシックなライダースジャケットはもちろんカッコいいけど、いざ着るとイカつすぎてコーディネートが意外と難しく、なんと言っても価格が高い。一方、歴史的背景のないブランドが作った、トレンドや着回しの良さだけを意識した安価なレザージャケットは、一見すると良い選択肢に見えるが本物に比べると見劣りする上に、寿命が短いから逆にコスパが悪いように思える。そんな状況を打破する、「本物」「ブランド力」「ファッションへの取り入れやすさ」の3条件をクリアした新・定番を紹介！

英国最古のレザーウェアブランド「ジェームスグロース」クラシックだけどデザインは現代的！ジェームスグロースの新・定番ジャケットとは？

英国最古のレザーウェアブランドでありながらデザインの考え方は現代的で、バイクに乗らない人も多くライダースジャケットを着るようになった今の時代に着やすいモノづくりをしている「JAMES GROSE(ジェームスグロース)」。本物でありブランド力もある、そして現代のファッションにも取り入れやすいデザイン性を兼ね備えたブランドだ。「ブランドの歴史やうんちくも大事にしたいけど、モダンにブラッシュアップされたスタイルも捨てられない」という男性にとってはドンピシャではないだろうか？

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クラシックなバイカー仕様だと、バイクに乗ることを想定して着丈や袖丈が長めに設定されていてタウンユースにしてはシルエットが野暮ったかったりと、街で着るのには不向きなことも珍しくない。せっかく本格ブランドのレザージャケットを着るなら、イケてるコーディネートに直結するようなデザインをとことん追求したいのが本音だろう。その点、ジェームスグロースはバイカー仕様の本格ライダースジャケットも展開しながら、それら定番モデルを街でも気兼ねなく着られるようにアップデートした「新・定番モデル」を次々にリリースし続けている。今回は、そんなタウンユースを想定して作られた4つのレザージャケットを紹介！

ジェームスグロースのジャケット19万8000円、ワックスロンドンのパンツ2万900円(以上グリニッジショールーム 03-5774-1662) フィリッポデローレンティスのニット3万4100円(ビームスF 03-3470-3946) その他スタイリスト私物

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ジェームスグロースの新定番①武骨さと品の良さを両立した襟付きレザージャケット「カールトン」

「ゴリゴリにハードなライダースも武骨でカッコいいけど、街着として使うならもう少しソフトで上品なムードも欲しい」という方に勧めたいのが、上のモデルカットでも着用している「カールトン」だ。装飾は最低限まで排除し、センタージップのシングル仕様にシャツライクな襟付きデザインを採用した品ある顔立ちが特徴。レザーのワイルドな空気感も備えながら品格を両得した、ストライクゾーンの広いジャケットだ。これまではスエードとホースの2タイプ展開だったが、今シーズンからは新たにシープレザーが登場したことで、より選択肢として計算しやすいモデルに生まれ変わっている。

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ジェームスグロースの新定番②袖丈をカットしてタウンユースにおける欠点を解消したシングルライダース「ニュートロフィー」

ジェームスグロースの定番モデルであった「トロフィー」を、着丈はそのままに袖丈を短く調整したのが、2023年春夏に登場したこちらの「ニュートロフィー」。バイクにまたがり前傾姿勢になることを想定して作られたライダースジャケットは、袖がやや長めに設定されているのが一般的で、バイカーにとっては重宝するディテールだが、タウンユースにおいては野暮ったく見えてしまう。そんな街着としての欠点を改善している。シングルライダースを探していたけど、袖のダボつきが気になって購入に踏み切れなかった方は、ぜひ一度ニュートロフィーに袖を通してみてほしい。

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ジェームスグロースの新定番③シングルとダブルの魅力が共存！スタンドカラー・ダブルブレストのライダースジャケット「カンサン」

“ライダース感”を存分に味わえるコテコテのダブルも良いし、首まわりがすっきりとしたシングルのシンプルさも捨てがたい。そんな両者の特徴を足して2で割ったのが、スタンドカラーダブルのライダースジャケット「カンサン」だ。②で紹介したニュートロフィーのように上襟はすっきりとしたスタンドカラーで、下襟はスナップボタンで開いた状態をキープできるダブル仕様に。ベースは「リカルド」という同じくスタンドカラーダブルのモデルで、斜めに走る胸ポケットや上腕のシガーポケット、両脇のウエストバックルなどデザインアクセントとなる装飾の追加によってアップデートされている。

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ジェームスグロースの新定番④23秋冬の完全最新作！フライトジャケットを都会的にアップデートした「シアリングシングルジャケット」

最後に紹介するのは、2023年秋冬シーズンの完全新作となる「シアリングシングルジャケット」。ライニングにムートンボアが贅沢に配されたシアリングジャケットで、保温性に優れた一着だ。既存モデルのシアリングダブルジャケットよりもシンプルで合わせやすく、秋冬コーデの幅が広がること間違いなし。フライトジャケットのような武骨さもありながら、ウエストバックルなどのディテールは除くことで、タウンユースにふさわしい洗練された表情に仕上げられている。

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ジェームスグロースの全モデルがラインナップサイズ、レザーの種類、色をとことん吟味できる「THE・試着会」が今シーズンも開催決定！

セレクトショップや百貨店などでは、全品番をまとめて取り扱っていることがないため、色んなモデルを着比べたくてもなかなか叶わない…。そんな悩みを解消できるのが、参加者から毎度好評が集まるジェームスグロースの「THE・試着会」だ。そのシーズンで展開されているモデルが、全サイズ・全レザーバリエーションのフルラインナップで用意されており、気になるジャケットを好きなだけ試着することが可能。本記事でも紹介した、カンサンとシアリングシングルの2点は今シーズンの試着会で初登場する予定だ。