大地や植物といった自然物を想起させるアースカラーを用いたコーディネートは、落ち着いた雰囲気を醸成するのにうってつけ。しかしいざ実践してみたら、その魅力が転じて地味な印象になってしまった…というケースも少なくないだろう。そこで今回は、そんな「アースカラーの着こなし」をテーマに、上手にコーディネートを組むコツなどを海外スナップとともに紹介!
スポンサーリンク
アースカラーとは?
アースカラーとは、地球の大地や植物、海といった自然物をイメージした色のこと。具体的にはベージュやブラウン、テラコッタ、モスグリーン、オリーブグリーン、ライトブルーなど。茶系や緑系、青系の色を指し、ビビッドカラーのように彩度が高くなく落ち着いたトーンなのが特徴。ホワイトやブラック、グレー、ネイビーといったベーシックカラーとの相性が良く、普段のコーディネートにも取り入れやすいことも人気を集める理由の一つだ。
ちなみに、アースカラーは自然志向が強まった1970年代にもトレンドカラーとして注目を集めている。同時期にはナチュラルカラーやサファリカラー、ニュートラルカラーも高い人気を獲得。これら柔和な自然色でコーディネートを組むと、どこかレトロな雰囲気が漂うのには、こういった背景があるのだ。
アースカラーでコーデをまとめれば落ち着いた印象に!
アースカラーは良くも悪くも主張が強くない色合いであるため、落ち着いた印象をプラスするのにうってつけだ。定番色のブラックやホワイトと比べても柔らかな雰囲気なのは明らかで、かつ自然界の色味であるため日常生活でも馴染み深く、親近感を抱かせてくれる。また、季節に左右されることなく使えるのもアースカラーの魅力だ。
その落ち着き感がコーデを地味に見せてしまうケースも
落ち着いた印象のコーデを叶えるのに向いているアースカラーだが、その一方で着こなし次第では地味に見えてしまうこともあるので注意。シンプルすぎる着こなし方だとファッション感度が低いと見られかねないため、アイテムチョイスやシルエット、テクニックを盛り込むなど工夫することが欠かせない。こちらのメンズのようにシューズの素足履きやタックインを取り入れるなどが実践しやすいだろう。
2/7GO TO NEXT PAGE