ショートレングス特有の爽やかさと男らしさに、パーマの柔らかさを加えることで、絶妙なバランスの良さを生み出したショートパーマヘアはメンズ人気の高いヘアスタイルだ。ほどよい長さの髪にパーマで動きを出したヘアスタイルはお洒落でこなれた雰囲気を醸すのにうってつけで、パーマの加減にさえ気をつければシーンを問わないのもポイント。今回はそんなメンズショートヘアのパーマスタイルにフォーカスし、パーマの種類からおすすめヘアスタイル、スタイリング術を解説していく。
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メンズショートパーマの魅力とは?
パーマを施すことによってオシャレ度をグンとアップできるのは言うまでもないが、何よりもスタイリングが楽になるという点は見逃せない。とくに日本人の髪質は太く硬い方が多いため、ショートヘアにすると毛先に動きを出しにくい場合があるが、パーマをかけて毛に柔らかさを出すことでスタイリングが行いやすくなるのだ。ショートパーマは既にある程度の形が決まっているため、少しウェットな状態でスタイリング剤を揉み込むだけで完成するなど、スタイリングに時間をかけていられない方にはとくに重宝するだろう。「パーマ特有のボリューム感が苦手…」という男性も少なくないと思うが、毛流れやボリュームを調整するパーマの種類なども存在するので、試しやすいはずだ。
メンズパーマにはどんな種類がある?
一口にパーマと言っても多くの種類がある。メンズヘアによく用いられるのは、濡れた状態でカールが強くなる「コールドパーマ」だ。そのコールドパーマにも種類が多いので、最近の美容室でよくオーダーされるパーマをピックアップして紹介する。
メンズパーマ 種類①「ニュアンスパーマ」
ニュアンスパーマの特徴はクセ毛風の緩さ。大き目のロッドを不規則に巻くので、一見するとパーマかクセ毛なのかわからないほどナチュラルなカールに仕上げられる。クセがない直毛の方がほどよくイメチェンしたい時にもオーダーしやすいパーマだ。また、ナチュラルな仕上がりになるので、身だしなみに厳しい学校や職場でもセーフな場合が多い。
メンズパーマ 種類②「ピンパーマ」
パーマを施す際、基本的にはロッドと呼ばれる筒状の用具を使うが、ピンパーマではその名の通りピンを使って髪を巻いていく。それによって通常のパーマのような一定のカール感をなくし、無造作かつクセ毛っぽい雰囲気のヘアスタイルに仕上げていくのが狙いだ。また、毛先のみにピンカールを施して毛先を遊ばせることも可能。あまり派手なヘアスタイルができないという方でも、前髪にピンカールをかければ自然な流れの前髪が作れる。
メンズパーマ 種類③「ツイストパーマ」
髪をねじって固定させるパーマなので、派手なヘアスタイルを作るのに向いている。極端な例で例えると、ヒップホップアーティストのボリュームがあるスタイルが想像しやすいだろう。しかし、ツイストパーマでもねじり具合や薬剤調整でカールの強さは変えられるので抑えめのスタイルにすることも可能だ。ただ一つ注意したいのが、ツイストパーマは他のパーマよりも髪へのダメージが強いので、ヘアケアを怠らないことだ。シーンを選びやすいがスタイリングは簡単なので、セットが苦手な方や個性を出したい方におすすめ。
メンズパーマ 種類④「スパイラルパーマ」
スパイラルパーマはロッドを縦方向に交差させながら巻くパーマだ。ロッドの大きさや長さを変えれば印象が変えられるので、再現可能なスタイルの幅が広いことが特徴。また、カールが交互になることで立体感が生まれやすくなる。大き目のロッドにすればニュアンスパーマのような緩めのカールにしてナチュラルなヘアスタイルにすることも可能だ。個性的なスタイルにしたいのか、またはビジネスシーンでも使えるようにしたいのかを考えてカールの強さを考えよう。
ショートヘアのパーマの持ちは何ヶ月?どれくらいでかけ直すべき?
髪の長さやパーマの強さによって持ちは前後するが、ショートレングスの場合は、基本的に1~1.5ヶ月ほど。髪の毛が短ければ短いほど根本部分のパーマがかかっていない部分とのメリハリが気になり始め、パーマをかけるスパンも短くなる。また、ニュアンスパーマを代表とする昨今トレンドのクセ毛にしたユルいパーマも持ちは悪く、伸ばすように乾かしてしまったり、毛質によっては1ヶ月も保たないことがしばしば。ちなみに、細くて軟毛だと持ちが悪いと言われている。
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