長財布を選ぶうえで有力候補に挙がるブランドの一つが、ホワイトハウスコックス。余計な装飾を施さずブライドルレザーなどの素材にこだわった逸品は、革の風合いだけで気品を漂わせる。今回は日本でも人気の「ホワイトハウスコックス(Whitehouse Cox)」の長財布にフォーカスし、おすすめのアイテムを紹介!
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“革の英国御三家”の一角を担うレザー専業ブランド「ホワイトハウスコックス」
ホワイトハウスコックスは、1875年に設立されたイギリスのブランド。英国第2の都市バーミンガムから北西の位置にあるウォルソールにて、ホワイトハウス氏とサミュエル・コックス氏が創業した。1920年代までは鞍や手綱などの高品質な馬具用品や、英国軍向けのアイテムを製造。1930年代には首輪やリードなどのペット用品に加え、カフスボタン入れやシャツ用カラーボックス、バッグやラゲージなどのファッションアイテムも手がけるようになった。
ブランドに大きな転機が訪れたのが1970年代後半。英国内での百貨店や専門店を主なマーケットとしていたホワイトハウスコックスだが、高級百貨店「ハロッズ」のペット用品コーナーで販売していたブライドルレザー製の犬の首輪やメッシュのリードがラルフ・ローレン氏の目に留まる。その完成度に感銘を受けたラルフ・ローレン氏は人間用のベルトをホワイトハウスコックスに依頼。ポロブランドとして商品化され、大ヒットを記録した。さらに1980年代には、エリザベス女王に愛犬の首輪や真紅のレザーバッグを献上。以来、これらの功績が広まったことでホワイトハウスコックスは世界的に愛用されるレザーブランドとなり、現在ではエッティンガーとグレンロイヤルに並んで英国の“革の御三家”に数えられている。
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