背景に長い歴史があり、職人の手作業によって作り出されるジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)のカーディガン。長い伝統により培われた技術と最高級素材の融合により、工芸品的な要素も併せ持つ極上の一着を生み出している。今回はジョンスメドレーのカーディガンにフォーカスし、その魅力を紹介!
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最高品質のニットを手がける英国の老舗「ジョンスメドレー(JOHN SMEDLEY)」とは?
ジョンスメドレーの創業は1784年。イギリスのダービーシャー州マトロックのリーミルズにて設立された。設立当初は綿花の紡績と生地造りに専念。質の高い水が採取可能な小川が流れる地域に工場を設立したことで、生地を製造するには理想的な環境にあった。そして18世紀の終わりには、靴下製造や毛織物業まで手を広げていく。19世紀に入ると創業者の息子であるジョン・スメドレー2世がブランドを受け継ぎ、工場を近代化。「製品を完全に仕上げるために必要な全工程は一貫して工場内で行い、原料には最上級の品質を用いるべきだ」という理念を掲げ、小さな紡績工場から始まったジョンスメドレーを、一貫したラインで製品作りを行うニットメーカーへと発展させた。そして当時最先端の紡績機と編み機をいち早く導入し、ファインゲージニット(ハイゲージニット)ウェアの製造に着手。イギリスには匹敵するものがないと言われるほどキメ細かい、編目の美しいニットウェアを生み出した。
近年では多くのハイゲージニットブランドが出てきているものの、ジョンスメドレーはその原点でありパイオニア的な存在。ニットファクトリーとしての信頼も高く、イギリス国内ではポールスミスやバーバリー、ヴィヴィアン ウエストウッド、マーガレット ハウエル、国外ではコム デ ギャルソンやブルックス ブラザーズ、ポール スチュアートなどが工場を使用している。
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