デビューした1983年から、これまで培ってきた歴史と伝統からブレずに、今もなお日々の進化を止めることなく新たなチャレンジを続ける腕時計「G-SHOCK(Gショック)」。爆発的なヒットでブランドポジションを確立した90年代~ミレニアルの時代にリバイバルの流れがフォーカスされていることもあってか、リリースや露出も昨今多くなっている同ブランド。中でもタフネス設計の安心感や信頼性はそのままに、メタルウオッチの質感を兼ね備えたシリーズ「G-STEEL」が幅広い層から支持を集め、“洗練された大人に似合うG-SHOCK”と評価されている。今回は、この大人の新定番としてチェックしたい「G-STEEL」の魅力を紹介!
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G-SHOCKの新境地としてデビューした「G-STEEL」
堅牢で丈夫なギアとして日本が誇る国産時計G-SHOCKといえば、樹脂ケースで全面を覆った革新的だった耐衝撃構造を持ちながら、ストリートをメインにカジュアルなシーンの定番アイテムとして高いファッション性を誇るイメージだろう。だが、現在リリースされているラインナップには多くのメタルケースを使ったアナログウォッチが登場している。言うなれば王道スタイルの時計へとG-SHOCKは進化しているのだ。その中で、2015年にデビューした「G-STEEL」は、“ベーシックなメタルのG-SHOCK”という普段使いを想定した定番スタイルを確立している。
G-STEELは、さまざまに求められる高精度機能の整理を行い、時計モジュールを小型化。ケースの厚さも薄型化に成功。スマートな雰囲気とメタル×樹脂のケース、アナログ針などで、洗練されたルックスを生みだし、ビジネスシーンで使っても違和感がないシャープな雰囲気に仕上がっている。それでいて、G-SHOCK本来のタフギア感もしっかり醸し、オンもオフもオールマーティで使える印象なのが、昔からのファンにも新しい腕時計を探す若きユーザーにも、人気を博すシリーズとなった所以だろう。
他のメタルモデルとの違い
ここで多少なりでも知見があれば気になるのが、「MR-G」や「MT-G」、「GIEZ」といったG-SHOCKのメタルウオッチとの違いだろう。もちろん、先にデビューしたMR-GやMT-Gでの成功がG-STEEL誕生には大きな影響があるのだが、企画や開発の意図としては立ち位置が違っている。前者らが最高の技術を追い求めた“究極のG-SHOCK”がコンセプトなのに対し、G-STEELはあくまでベーシックなG-SHOCKの姿をメタル素材で表現したアイテムである。そのため、デザインも機能も実用に重きを置き、価格帯も比較的手頃な設定となっている。
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