メンズ大定番ウェアであるトレンチコートにマンネリを感じたら、その原型と言われているタイロッケンコートに目を向けてみてはいかがだろうか。起源こそ古いものの、ひと味違った新鮮なムードを楽しめることうけあいだ。今回はそんな「タイロッケンコート」をテーマに、特徴やおすすめアイテムを紹介！
スポンサーリンク
タイロッケンコートとは？
タイロッケンコートとは、ベルトを結んで固定するタイプのコートのこと。広義的にベルテッドコートのひとつではあるが、ボタンによる留め具がなく、ベルトについたバックルで締め具合を調整できるなど、ラップコートなどとは異なる仕様になっている。クラシックなものはバックルが前身頃に2つ、後ろ身頃に1つとなっているが、中には前身頃の右側だけに取り付けられたものなどデザインも多種多様。大きな襟型や深い打ち合わせなど軍服を思わせる威厳のあるデザインは、男っぷりを上げるのにピッタリだ。
そんなタイロッケンコートは、1895年にトーマス・バーバリーの手によって開発された。1912年には「タイロッケン」の特許を取得したが、第一次世界大戦の際に後継であるトレンチコートが誕生すると、タイロッケンはあまり世に出回らなくなった。しかし昨今、クラシック回帰がブームになったことでジワジワと注目を集めることに。展開しているブランドはまだ多いとは言えないが、だからこそ簡単に周囲との差別化を図れるはずだ。
