バックパックやトートバッグとは一味違うおしゃれなバッグを探してる方におすすめしたいのが“ヘルメットバッグ”。周りと被りにくいデザインながら、あらゆる着こなしに馴染みやすいため、洒落者の間で人気を集めている。そんなヘルメットバッグを展開する定番ブランドのひとつが「PORTER(ポーター)」だ。「HYKE(ハイク)」とのコラボレーションでも採用され、イマ話題を集めている。
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そもそも「ヘルメットバッグ」とは?
まずはヘルメットバッグがどのようなアイテムなのかをおさらい。ヘルメットバッグは、1950年代の朝鮮戦争の際に米軍で作られたミリタリー由来のバッグ。ヘルメットや酸素マスクなどを持ち運ぶために誕生したため、ヘルメットバッグと呼ばれている。シンプルなトートバッグ調の1stモデルから始まり、1960年台には巾着型の2ndモデルが誕生するなど、時代とともに変遷。1967年ごろに3rdモデル、1980年ごろより4thモデルへと進化を遂げている。ちなみに、現在の一般市場で馴染み深いのは3rdモデル以降のデザインだ。
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ヘルメットバッグを探すなら「PORTER(ポーター)」は外せない!
誰もが聞いたことがあるであろうバッグブランドの「PORTER(ポーター)」。1962年に吉田カバン最初のオリジナルブランドとして誕生した。名前の由来は、さまざまなバッグに出会い、カバンの良さを知っているホテルの鞄の運搬係である“ポーター”。吉田カバンのバッグを持って世界を闊歩してほしいという意味が込められているそうで、ブランドロゴにもそのポーターが描かれている。このオリジナルブランド設立の背景には、当時百貨店でモノを買うということがステータスになっており“ブランドにこだわる”という意識が低かったことから、商品が消費者の手に渡ったときにどのブランドが作り出したバッグなのかを知ってほしいという吉田氏の思いがあったそう。
バッグのクオリティは昔から定評があり、現在に至るまでさまざまな人気シリーズを世に送り出している。そんな人気シリーズのひとつとして展開されているのがヘルメットバッグだ。ミリタリー然としたルックスながら、シティユースしやすいモダンなエッセンスが注入されたデザイン性の高さで、多くのファンから支持を得ている。2022年では「HYKE(ハイク)」とのコラボレーションモデルが販売され、即完売を記録した。
PORTERを展開するのは海外からも高い評価を得る「吉田カバン」!
1935年、元々上野の老舗カバン工房の職人であった吉田吉蔵氏によって設立された吉田鞄製作所が現在の「吉田カバン」のはじまり。自分の力を試すため29歳のときに独立を決めた彼は、12歳の頃からカバン作りを始め、17歳のときに経験した関東大震災の際に、ひもの両端に家財を結びつけ、多くの荷物を運び出せた経験から「カバンとは第一に荷物を運ぶ道具でなければならない」という物づくりの考え方を学んだそう。戦後に作成されたキャンバス地を使ったリュックサックやショルダーバッグが話題を呼んだ後、ファスナーでカバンのマチ幅を自在に調整できる画期的な「エレガントバッグ」が大ヒット。上皇后陛下が結婚前に愛用されていたことでも注目され、その名が日本中に知られることとなったのだ。
1980年に入ると吉田カバンの代表デザイナーが世界的な著名デザイナーだけが加入できる集団NYデザイナーズ・コレクティブのメンバーとなったことによって、吉田カバンの商品がニューヨークの有名デパート、アメリカ国内のセレクトショップで取り扱われるように。そこから海外でも吉田カバンの知名度がうなぎのぼりに上昇した。その後もさまざまなアイテムを発表し、今では日本が誇るバッグブランドとして君臨している。吉田氏の熱い思いを込めてつくられたこだわりの商品たちは国内外問わず、今もなお多くの人々に支持されているのだ。
ポーター「へルメットバッグ」が支持される3つの魅力
ミリタリー好きにはたまらない魅力溢れるポーターの「ヘルメットバッグ」。多くの人々から支持される3つの魅力に迫る。
ポーター へルメットバッグの魅力①「ショルダー・トートとしても使える2WAY仕様」
ヘルメットバッグの多くに採用されている2WAY仕様。上部に配された短めのハンドルを持ってトートバッグのように手提げとして持ったり、ストラップでショルダーバッグとして活用するなど、シーンに合わせた使い方ができるうれしい仕様だ。
ポーター へルメットバッグの魅力➁「ミリタリー由来ならではの抜群の収納力」
シンプルなデザインでありながらも、抜群の収納力を備えているのがポーターのヘルメットバッグの良いところ。印象的なフロントのポケットや、視認性の高いメインポケット、細々としたアイテムを収納できる内側のポケットまで備えられている。通常時の薄くシンプルな見た目とは裏腹に、ヘルメットを丸ごと収納できるほどマチが広がる収納力も圧巻。1~2泊程度の旅行であれば、ヘルメットバッグひとつで十分フォローできそうだ。
ポーター へルメットバッグの魅力③「軽量かつタフでガシガシ使えるナイロン素材」
元々ヘルメットや酸素マスクを持ち運ぶためにつくられていたヘルメットバッグは、主にナイロン素材が使われている。軽量かつ頑丈な素材で、重量のあるモノを入れても裂けにくく、長く愛用しやすい仕上がりだ。
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