いまやミッドレイヤー(中間着)として幅広い層から高い人気を獲得しているインナーダウン。そのインナーダウンを世に初めて放ったとされているのが、日本のアウトドアブランド「mont-bell(モンベル)」だ。今回は、その元祖インナーダウンである「スペリオダウン」にフォーカスし、特徴や購入可能なモデルを紹介!
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日本を代表するアウトドアブランド「mont-bell(モンベル)」
「mont-bell(モンベル)」は、アイガー北壁日本人第二登を果たした日本のトップクライマーである辰野勇が1975年に創業開始した、国内最大手のアウトドアブランド。その当時、アウトドア用品は欧米ブランドのシェアが高く占めていたが、日本人に合うシルエットかつ高機能なウェア作りをしたことから、モンベルの人気に火がつくことに。いまやアウトドアシーンでは、モンベルのロゴを必ず見かけると言っても過言ではないほど、圧倒的な人気を誇る。そして、その高い機能性は世界中からも注目を浴びている。また、モンベルでは製品作りの全工程を最初から最後まで自社で行うことで優れたコスパを実現しており、これも人気を後押ししている。“Function is Beauty(機能美)”と“Light & Fast(軽量と迅速)”をコンセプトに掲げたこだわりのプロダクトたちが、今でも多くの人々を魅了し続けているブランドなのだ。
モンベルが世界で初めて世に放ったインナーダウン「スペリオダウン」とは?
魅力的なモデルを豊富にラインナップしているモンベル。その中でも特に“軽量性”と“保温性”を両立したアイテムとして人気を博しているのが「スペリオダウン」だ。春・秋はアウターとして、冬場には中間着としても使えるロングシーズン着用可能な汎用性の高さが魅力。モンベルは、1997年にこれまでのダウンの常識を覆す、軽量かつコンパクトに収まるダウンジャケットを開発。2001年にはプルオーバータイプ、2011年にスペリオダウンのカーディガンをリリース。当時、軽量でコンパクトなダウンが無かったため、スペリオダウンを見つけたスタイリストやファッション感度の高い人たちが日々の着こなしにスペリオダウンを取り入れたことから一躍ブームとなった。
モンベル スペリオダウンの3の特徴とは?
モンベルの代名詞とも言われる人気のスペリオダウン。人々が魅了される3つの特徴に迫る。
モンベル スペリオダウンの特徴①「暖かさと軽さを両立した高品質なEXダウンを採用」
スペリオダウンの1番の特徴と言えるのが、高品質なダウンによる軽量性と保温性の両立。ダウンの膨らみ具合を数値化したフィルパワーは、通常一般的なダウンが550、600~700あれば良質とされる中、スペリオダウンに採用された「EXダウン」は、800ものフィルパワーを誇る。このEXダウンに使用されているダウンは、寒暖差の激しい自然環境で育てられた水鳥から採取されるもののみを使用。「ダウンボール」と呼ばれるダウンの羽の一つ一つが大きく、小羽枝の密度が高いため、熱の動きを遮断するデッドエアを多く蓄えることで、少ない綿量で軽さを実現しながら優れた保温力を発揮するのだ。
モンベル スペリオダウンの特徴➁「軽量化に繋がる独自のキルティングパターンとこだわりの素材」
スペリオダウンジャケットの内部に採用されているキルトは、一般的なキルティングパターンとは異なり、仕切り部分に厚みを持たせて縫い合わせた独自のキルティングパターンが特徴。通常のパターンよりも冷気が侵入しにくく、暖かさをしっかりキープ。縫製を少なく仕上げることで、軽量化にも繋がっている。さらに一部のモデルには、10デニール バリスティック エアライトと呼ばれる極細のナイロン糸を高度な技術で織り上げた素材を採用。十分な強度を備えながら、抜群の軽量性と薄さを実現している。ダウンが飛び出にくいしなやかな素材で、キレイに着られるにも嬉しいポイントだ。
モンベル スペリオダウンの特徴③「アウトドアや旅行先でも重宝するスタッフバッグ付」
ダウンと言う嵩張るイメージだが、スペリオダウンは、元々軽量でコンパクトながら、全てのアイテムに収納可能なスタッフバッグ付き。ダウンジャケットで188gという軽量さで、気軽に持ち運べる。気温の変化が激しいアウトドアシーンや、旅行先などにも重宝するアイテムだ。