デニムの王様と称されるリーバイスのワークウェアからインスパイアされたプレミアムライン「Levi’s Red(リーバイスレッド)」をご存知だろうか。1999年の登場以降、伝説のラインとして一世を風靡し、2021年に再始動を遂げたことにより洒落者を筆頭に注目を浴びている。今回は、そんな「リーバイスレッド」にフォーカスし、どのようなアイテムなのかを深堀り。アイテムの特徴と共に今購入できるメンズにおすすめのモデルも併せて紹介していく。
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ジーンズの原点「Levi’s(リーバイス)」
ジーンズ好きを始め、初めてジーンズを購入するという人でも一度はその名を聞いたことがあるであろう「Levi’s(リーバイス)」。「Lee(リー)」、「Wrangler(ラングラー)」と並んで、アメリカデニムの3大ブランドの一つとして君臨し、170年以上前の1853年に誕生した老舗ジーンズブランドだ。リーバイ・ストラウスとアメリカン・ワークウェアの老舗「BEN DAVIS(ベンデイビス)」の創業者であるヤコブ・デイビスとの共同で製作したアイテムがジーンズの始まりとされている。西海岸の大学でリーバイスを代表する「501」が流行したことにより、作業着として着用されていたジーンズが一般的なファッションアイテムとして進化。リーバイスは“ジーンズの原点”、そしてジーンズをファッションシーンにいざなった、ジーンズを語る上で外せない歴史あるブランドとして、今なお老若男女に愛されている。
2021年再始動!改めて注目を浴びる「Levi’s Red(リーバイスレッド)」の特徴って?
大定番の「501」を筆頭に多くの名作モデルを生み出してきたリーバイス。その中でも特殊な立ち位置にいるのが、今回紹介する「Levi’s Red(リーバイスレッド)」だ。“アイコンである5ポケットジーンズを再解釈し未来のデニムを創造する”というコンセプトを基に、リッキー・コフ率いるヨーロッパのデザインチームによって誕生したプラミアムライン。1999年に発表され2009年まで連続してコレクションを発表、2014年に一時復刻するも幻のラインに。2021年に再始動したことにより、洒落者を筆頭に再注目されている。今回は、そんな革新的なラインにフォーカスし、魅力的な特徴を紹介。
リーバイスレッドの特徴①「ジーンズの常識を覆す斬新なデザイン」
前述した通り、これまでのジーンズの常識にとわわれないデザインを打ち出しているリーバイスレッド。立体的なパターンを用いた斬新なねじれシルエットや、ワークウェアからインスパイアされたクラフト感漂う不規則なステッチなど、通常ラインでは見られないディテールがぎゅっと詰め込まれている。バックのパッチももちろんリーバイスレッド仕様に。それまで色落ちやヒゲ、赤耳などヴィンテージジーンズが注目を浴びていたところに、ヨーロッパのモードな風を加味したことで瞬く間に注目の的に。そんな斬新なデザインから、かつての「Maison Martin Margiela(メゾン マルタン マルジェラ)」を手掛けていたマルタン・マルジェラが関わっているのでは?と噂されるほど。作業着からカジュアルな日常着となったジーンズを、モードにも対応する洗練されたデザインにまで進化させたリーバイスレッドのジーンズから目が離せない。
リーバイスレッドの特徴②「地球環境に配慮したサステナブル素材を使用」
昨今のサステナブル旋風の波に乗り、地球環境に配慮しているのもリーバイスレッドの特徴。一般的に、ジーンズはコットンを使用して作られているが、リーバイスレッドのジーンズには「ヘンプ」と呼ばれる素材が織り交ぜられている。ヘンプ素材は麻の一種で、コットンよりも水や農薬の使用量を抑えることができるオーガニックな素材。「エシカル」や「サステナブル」などが叫ばれる昨今のアパレル業界において、コットンの代替素材として注目を集めているのがこのヘンプ素材なのだ。リーバイスレッドはこのヘンプをコットンに匹敵する肌触りに改良しており、素材へのこだわりと環境への配慮を両立させているのもリーバイスレッドのアイテムの魅力だといえる。
リーバイスレッドの特徴③「品質は落とさず、発売当時に比べて手に入れやすい価格に」
1999年の発売当時はリーバイスの店頭には並べられず、高級セレクトショップのみで取り扱われるなど、通常ラインとの差別化が図られていたリーバイスレッドのアイテム。お値段もハイブランド並で、なかなか簡単に手に届く価格ではなかった。しかし現行のリーバイスレッドは、かつての品質やこだわりを維持しつつ誰でも手が届きやすいような価格になっており、既存ファンの購買意欲を掻き立てながら新しい層からも注目を集めている。
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