ダウンジャケット以上のダウン量で、抜群の保温性を誇る真冬の本命アウターといえば”ダウンコート”。他のロング丈防寒コートに比べて軽量のため、なかに様々なアイテムを着込みやすく幅広いバリエーションの着こなし方を楽しめるが、ともするとコーデがアウトドアライクになってしまったり、ボリューム感が災いし野暮ったく見えてしまうことも…。今回はそんなイメージを払拭する、都会的でスマートな大人の着こなしをピックアップ。こなれ感のあるカジュアルなコーディネートはもちろんのこと、スーツと合わせたドレッシーな着こなしからエッジをきかせたスタイルまで、今すぐ参考にしたいダウンコートコーデ&おすすめアイテムをまとめたのでぜひチェックしてみてほしい。
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ロング丈でも重量感を感じさせないダウンコートならストレスフリーでメンズコーデに取り入れられる
冬場は氷点下を迎える韓国では「ロングペディン」と呼ばれ老若男女問わず愛用されているダウンコート。韓国系ファッションが注目を集めている昨今なら、トレンドコンシャスな装いを演出する手段として取り入れるのも有力だ。一般的な冬用アウターは着丈が長くなればなるほど重量感が増し、防寒性を高める為に着込んだ結果肩が凝ったり疲れてしまうということもしばしばだが、重量感を感じさせないダウンコートならストレスフリーで着こなせる。ブラックやネイビー、グレーなどダークカラーのアイテムであっても、ふわっとした軽やかな雰囲気でルックス的に重見えしないところも◎
adidas(アディダス) ダウンコート
フィルパワーやダウンとフェザーの割合は、高品質なダウンコート選びのポイント
ダウンジャケットやダウンコートなどでよく耳にする『フィルパワー』とは、羽毛のかさ高性を表す単位のこと。羽毛1オンス(28.4g)当たりのふくらみ度合いを立方インチ(2.54cm立方)で示している。数値が大きいほど空気を多く含んでおり、大量に含まれる空気の断熱効果によって保温性に優れ、暖かく良質なダウンと言われ、一般的には700フィルパワー以上のモノが高品質ダウンとして取り扱われる場合が多い。さらに、ダウンとフェザーの割合も重要で、ダウン70~90%、フェザー30~10%の割合が型崩れせず、保温性に優れていると言われている。デザインだけでなく、ダウンの品質や防寒性・保温性にこだわるなら、フィルパワーやダウンとフェザーの割合もダウンコート選びのポイントにしてみてはいかがだろうか。
ビジネススタイルのメンズコーデにダウンコートを合わせるなら素材感と丈感に注目!
ヘルノやムーレーなどのブランドから展開されているダウンコートは、スーツやジャケパンスタイルに合わせやすいドレッシーなモデルが多くビジネススタイルにも最適だ。特に、ジャケットの裾がしっかりと隠れる着丈で、上質なウールやカシミヤ素材を表地に採用しているものは、ラグジュアリーでエレガントなムードを醸しスタイルにクラス感をプラスする。ロゴや華美な装飾の無いミニマルなデザインをチョイスして洗練された雰囲気に仕上げれば、ステンカラーコートやトレンチコート、チェスターコートなどのビズスタイルの王道コートを取り入れたコーデと差別化できることうけあいだ。