どんなアイテムにもフィットする着回し力バツグンのグレーカーディガンは、春では1枚として、秋冬はアウターのインナーとして重宝する優れモノ。上級者お得意の重ね着スタイルも、グレーカーディガンなら簡単だ。今回は「グレーカーディガン」にフォーカスし、注目の着こなし&おすすめアイテムをピックアップ!
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グレーカーディガンのディテールでアクセントをきかせたメンズコーデ
アメリカントラディショナルなスタイルをモダンに昇華せ、時にエッジをきかせたアヴァンギャルドなアプローチでモードを牽引するブランド「THOM BROWNE(トム ブラウン)」。そんなトム ブラウンの定番グレーカーディガンをインサートしたコチラのコーデは、カーディガンの上ボタンだけを留めてトリコロールのテープディテールでアクセントをきかせながら、抜け感とこなれ感のある着こなしに。ボタンダウンの白シャツと短丈に設定したグレースラックスをグレーカーディガンに組み合わせ、トム ブラウンスタイルとも言えるモダンでキレイめなアメカジを軸にコーディネートを構築している。
THOM BROWNE(トム ブラウン)グレーカーディガン
グレーカーディガンはメンズコーデのラギッドな雰囲気をほどよく中和させるにも有効
バブアーやベルスタッフのアイコニックなオイルドジャケットは機能性を重視した武骨な雰囲気が魅力で、オールドスクールな男らしさを演出するのにもってこいのアイテムだ。しかし、そのラギッドな佇まいが裏目に出ると野暮ったく見えてしまったり古臭く見えてしまうことも…。そんなコーデの印象を中和させるにはグレーカーディガンの取り入れが有効。無彩色の中でも黒と白の中間にあたるグレーはどんな色味とも相性がよく、ニットの柔らかな風合いがアイテムのハードな雰囲気をイイ按配に和らげてくれること間違いなし。アウターとグレーカーディガンの印象にギャップがあり過ぎると不自然に見えてしまうので、できるだけミディアムゲージからローゲージのアイテムをチョイスしてボリューム感のバランスにも気を付けたい。
PAOLO PECORA(パオラ ペコラ)グレーカーディガン
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グレーカーディガンをインサートしてタイドアップしたネイビースーツスタイルに洒落者感を演出
タイドアップしたスーツスタイルに合わせられるニットアイテムは、クールネックやVネックのプルオーバー、ニットベストやカーディガンなど、選択肢が幅広い。なかでもとりわけボタンフロントのカーディガンは、ボタンの留め方・開け方次第でこなれ感と抜け感を演出するのに最適だ。こちらのコーデはスリムフィットのネイビースーツに濃い色味のグレーカーディガンを合わせ、フロントボタン中ほど3つ分を留めることで抜け感とこなれ感を演出してビジネススーツスタイルを差別化。胸元&首周り、ウエストと袖口の白シャツの見せ方を微調整し、ポケットチーフをリンクさせたギミックでさり気なく全体的に白差しをきかせながら洗練度の高いコーデを完成させている。