フロントファスナーの開け閉めによってインナーの見え方を調整し、レイヤード感や抜け感を自由自在に演出できるジップアップパーカー。今回は「ジップアップパーカー」にフォーカスし、注目のコーディネートとおすすめアイテムをピックアップ!
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ジップアップパーカーとは?
頭からかぶって着用するプルオーバーパーカーに対し、ジップフロント仕様で袖を通して羽織るスタイルのフーディがジップアップパーカーだ。プルオーバーパーカーはよりアクティブでスポーティーなイメージが顕著であるが、ジップアップパーカーは着こなしに幅がありインナーに様々なアイテムを組み込めるため、さまざまなスタイリングが可能。もともとフード付きのスウェットシャツを開発したのは1919年にKnickerbocker Knitting Companyとして創業したChampion Productsであるとされ、アスリートや低温下で働く冷蔵倉庫の作業員、屋外労働者のために、防寒性に優れた肉厚のスウェットシャツにフードをつけたと言われている。
そして1930年代には、より着脱しやすく実用的なジップフロント仕様のいわゆる“ジップアップパーカー”を開発。1970年代に入るとプルオーバーパーカー同様にカジュアルでファッショナブルなアイテムとして認知され、1980年代から1990年代には当時のアスレチック志向、ヒップホップの隆盛、ポージングをフィーチャーしたヴォーギングやブレイクダンスブームと相まってジップアップパーカーは絶大な人気を獲得していった。
ジップアップパーカーの選び方
ジップアップパーカーはプルオーバーパーカーと同様に王道の無地グレーと定番の無地黒を主力とし、大人っぽくキレイめに着こなすならジャストサイズを、スタイリングにストリートテイストを取り入れるならオーバーサイズをチョイスするのが王道だ。また、アウターとして使うかインナーとして使うかによってもサイジングの選び方は分かれる。アウターとして使うならあまりピチッとしたサイズ感は避けて堂々とした印象に見えるサイジングで、反対にインナーであればその上に着るアウターの邪魔をしないようにジャストフィットのものを選ぶがベターだ。シルエットと丈感はコーディネートがお洒落に見えるかどうかの決め手であり、ジップアップパーカーの着こなしにおいてもサイズ感が最も重要であることをお忘れなく。
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