
ピッティとはまた違ったスタイルのコーディネートに身を包んだ男性の姿をキャッチできるミラノ ファッションウィーク。今回も現地へ取材に入った編集部メンバーが見た最新のスタイルを、4つのトピックスごとに紹介していく。
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25SS ミラノファッションウィーク 注目スタイル①パンツは変わらずフルレングス・フロアレングスのワイドシルエットが主流!
2024年1月のミラノファッションウィークレポートでも紹介した、フルレングスやフロアレングスのワイドパンツが今回も継続して多く見られた。数年にわたって続いているワイドパンツのトレンドがベースをそのままに、レングスがより長く変化したものが定着した感がある。直前のピッティでも着用者が多く、東京でも見かけることが珍しくなくなってきたので、トレンドとしてかなり広く浸透しているということだろう。このトレンドはしばらく続きそうだ。
25SS ミラノファッションウィーク 注目スタイル②シューズは革靴着用者が増加!特にローファーはトレンドの兆しアリか?
長らく続いたスニーカーブームが落ち着きを見せ、革靴の気運が高まってきている。革靴とは言ってもドレスシューズというわけではなく、ローファーやデッキシューズ、プレーントゥなどのカジュアルなものがメイン。特にローファーは非常に着用者が多く、コインローファーやビットローファーが人気株だった。
25SS ミラノファッションウィーク 注目スタイル③ワントーン・ワンカラー、セットアップで統一感を高めた洒落感のある夏コーデ
上下を同じトーンの同系色で揃えたワントーンコーデやセットアップコーデも多く見られたコーディネートのひとつ。中でもベージュ系やブルー系で統一した男性が目立ち、涼感のある夏のコレクションウィークらしい着こなしが多かった印象だ。明るい色味のコーデにはブラックやダークブラウンなどの小物を合わせて引き締めたり、オールブラックでもシルエットバランスやトップスのボタン開けなどでアレンジしたり、ただ合わせるだけではなくプラスワンの手入れをするとグッと洒落たコーデに仕上がる。
25SS ミラノファッションウィーク 注目スタイル④長袖のトップスにショートパンツを合わせた大人夏スタイル
ショートパンツを穿きながらロングスリーブのトップスを合わせて、大人っぽく着こなしたスタイルも目に留まったトピックス。通常であれば夏は半袖にロングパンツという組み合わせが一般的だが、それが逆さまになることで、“あえて感”が生まれ一気にこなれた印象にチェンジする。羽織ったトップスは肩に巻いたり腰に巻いたりしてアレンジもできるので、着こなしの幅が広いのもポイントだ。