ハミルトン「ベンチュラ」は型破りな三角時計!エルヴィス・プレスリーらも虜に

ハミルトン「ベンチュラ」は型破りな三角時計!エルヴィス・プレスリーらも虜に

創業131年を迎えたアメリカの老舗時計ブランド「ハミルトン」。アメリカ軍のミリタリーウォッチの製造だけでなく、ハリウッドスターの腕元を彩ってきた存在としても有名で、今までにハミルトンの時計が登場した映画はなんと500本を超える。今回はそんなハミルトンが生み出した革命児、エルヴィス・プレスリーも愛した時計「ベンチュラ」にフォーカスし、その魅力とおすすめモデルを紹介!

ハミルトンのアイコンウォッチ「ベンチュラ」とは?

1957年に産声を上げた、ハミルトンの看板モデル「ベンチュラ(VENTURA)」。電磁コイルを動力として動く“世界初の電池式腕時計”として、時計史に革命を起こした名機だ。さらに、三角形のアシンメトリーな形状を採用した型破りなデザインは、現在も唯一無二の存在として時計界で異彩を放っている。当時としては非常に高価な200ドルという価格設定であったにもかかわらず、このベンチュラは驚異的なヒットを記録。7年間販売されたのち販売終了となったが、再販を望む声も多数あり、1988年に販売が再開された。時代に合わせてデザインや機能をアップデートしながら、今でも独自の世界観を提案し続けている。

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名作SF映画の主人公の腕元にベンチュラ有り

ハミルトンのベンチュラは他に類を見ない斬新なデザインによって、時計業界だけでなく映画業界においても多大なる功績を残してきた。映画『トワイライト・ゾーン』では脚本家のロッド・サーリングの目に留まり、シルバーダイアルのモデルがオープニングシーンに登場。その後も『メン・イン・ブラック』などの名作映画で採用されてきた。そのフューチャリスティックなデザインから、SF映画で好んで使われることが多いようだ。

世界的ロックスター、エルヴィス・プレスリーに愛されたベンチュラ

そんな背景もあり、映画俳優やアーティストなど芸能人の愛用者も多い。その中でもとりわけ熱狂的ファンとして知られるのが、世界的ロックスターのエルヴィス・プレスリーだ。1961年の映画『ブルー・ハワイ』で着用後、ベンチュラの虜になったエルヴィスは兵役で西ドイツに勤務した際にもベンチュラを着用しており、多くの友人にもベンチュラをプレゼントするほど溺愛した。

エルヴィスが生涯に渡って最も愛した2本目のベンチュラは、宝石店の領収書とともにハミルトンのミュージアムコレクションに所蔵されている。

ハミルトン「ベンチュラ」が長年愛されるワケとは?

発売から65年以上経った今なお、不動の人気を誇るハミルトンのベンチュラ。一度販売終了するも再度登場し、ハミルトンのアイコンとして君臨している。そんなハミルトンが長年愛されるワケとは?

ハミルトン「ベンチュラ」の魅力①「インダストリアルデザインの鬼才が生み出した、衝撃的な三角形のアシンメトリーデザイン」

世界初の電池式腕時計として注目を集めたベンチュラだが、アシンメトリーのケースを採用した斬新なデザインも時計史に名を残した理由のひとつだ。このデザインを手掛けたのは、当時のアメリカにおいて“インダストリアルデザインの鬼才”と称されたリチャード・アービブ氏。ハミルトンが「実用性を考慮せず自由な発想でデザインしてほしい」と彼にリクエストしたところ、数百枚にも及ぶデザイン画を描き上げた中から、左右非対称のデザインが現れたのだそう。それが1956年5月に描かれた、「VENTURA(ベンチュラ)」と命名されたスケッチだった。
(画像:1957年発売の「ベンチュラ」)

その衝撃的な三角形フォルムのアシンメトリーデザインが採用され、20世紀半ばに興隆した「ミッドセンチュリー・モダン」を体現したかのようなルックスの腕時計が、翌年の1957年に製品化された。文字盤には電気信号をグラフィカルに表示したオシロスコープのモチーフや、電子をイメージしたドットインデックスなどを配置。唯一無二のデザインを持つ歴史に名を刻んだ腕時計として高く評価されている。
(画像:発売当時の広告)

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ハミルトン「ベンチュラ」の魅力②「スイスメイドでありながらも手が届きやすいコストパフォーマンスの高さ」

スピリットはアメリカにありながら、現在の生産は時計の本場であるスイスに託しているハミルトンの腕時計。スイス製のムーブメントを搭載したモデルの中でも、ベンチュラは定番モデルで15万円以下、ハイスペックモデルでも30万円弱ほどで手に入る優れたコスパをキープしている。時計シーンに革命を起こした名作時計でありながら、ちょっと背伸びすれば手が届く身近な存在であることもベンチュラの強みであり、長く愛され続けている理由のひとつだと言えるだろう。

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ハミルトン「ベンチュラ」のおすすめモデルをタイプ別に紹介!

1999年にケースを耐久性の高いステンレススチールへ変更したり、クロノグラフムーブメント搭載のモデルやオーバーサイズモデルを発売するなど、今も進化し続けるベンチュラ。ラインナップが豊富なので、どれを選べばいいか迷ってしまう方も多いだろう。ここでは押さえておきたいベンチュラのおすすめモデルを、定番のクォーツ式と機械式(自動巻き)の2つのタイプに分けて紹介!

ベンチュラの主力となる定番「クォーツ」モデル

ハミルトン「ベンチュラ」おすすめクォーツ式モデル①「ベンチュラ」

ベンチュラの定番を押さえるなら、1957年発売当時のデザインを踏襲したこちらのモデルをチェック。映画『メン・イン・ブラック』シリーズにも登場した型押しカウレザーのストラップから、伸縮性のあるゴールドとシルバーのストラップなど、2種類の文字盤と4種類のストラップで展開。ベンチュラに魅了されたエルヴィス・プレスリーがかつてやっていたように、気分に合わせてブレスレットの付け替えが楽しめる。ベンチュラシリーズの中で、最も人気が高いモデルだ。

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ハミルトン「ベンチュラ」おすすめクォーツ式モデル②「ベンチュラ」

ベンチュラの60周年記念に登場したこちらのモデルは、アメリカを代表するワークウェアであり、現在はファッションアイテムの王道となったデニム素材を文字盤とブレスレットにあしらった。定番モデルのベースは押さえつつも、他とは違うデザインを求める方は、ベンチュラの中でもひときわ目を引くこんなモデルを選んでみては?

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ハミルトン「ベンチュラ」おすすめクォーツ式モデル③「ベンチュラ XXL ブライト」

古き良きベンチュラに現代的なエッセンスを加えたモデル。シックなオールブラックのルックスに、洗練されたブラックPVDコーティングを施した幅47.6mmの大きめのステンレススチール製ケースが存在感を放つ。9時位置のボタンを押すとダイアルの一部が赤く光り、モダンな印象に。定番のモデルと比べると値段が張るが、その価値を感じられる機能性とルックスを備えている。1950年代のオリジナルモデルを大胆にアップグレードした、男心をくすぐる最先端モデルだ。

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ハミルトン「ベンチュラ」おすすめクォーツ式モデル④「ベンチュラ クロノ クォーツ」

オリジナルのデザインをベースに、スポーティな印象を与えるクロノグラフを採用してアップデート。はしご目盛と3つのインダイヤルを三角形の中にスタイリッシュに配置し、視認性も高いモデルに仕上がった。

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脱・定番的なデザインがラインナップする機械式(自動巻き)モデル

ハミルトン「ベンチュラ」おすすめ機械式モデル①「ベンチュラ オープン ハート オート」

文字盤上の12時あたりを大胆にカットし、腕時計を着用した状態でムーブメントを見られるオープンハートタイプ。11.5mm厚で通常のクォーツ式よりも分厚く、サイズも一回り近く大きいため、上品さはありつつも腕元に重厚感を添えられる。

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ハミルトン「ベンチュラ」おすすめ機械式モデル②「ベンチュラ S オート」

無駄を削いだシンプルなデザインの自動巻きモデル。幅38mmという比較的小さいサイズ、ブレスレットと文字盤を同色にしたりと、デザインは至極ミニマルにまとめられている。サテンのような光沢感を持つシルバーケースと存在感のあるダイヤルを採用しており、キレイめからカジュアルな着こなしまで幅広く馴染む汎用性の高いモデルだ。

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ハミルトン「ベンチュラ」おすすめ機械式モデル③「ベンチュラ Elvis 80オート」

ベンチュラの熱狂的ファンであったエルヴィス・プレスリーへのトリビュートモデル。幅44.6cmの大きめケースが特徴だ。スイスのETA社がハミルトンのために改良したハミルトン専用ムーブメント「H-10」を装備しており、エルヴィス生誕80周年に登場したモデルにふさわしく、約80時間のパワーリザーブを誇るタフなモデルに仕上がっている。

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