メンズファッションの定番であるジャケットスタイルは、注目すべきポイントが多い分、アレンジの幅も必然的に広くなる。着こなしの基本をマスターしたら、次に周囲と差をつけるポイントはこなれ感を与えるハズしのテクニックだ。今回は、ジャケットスタイルにこなれ感を与えるハズしのテクニックを紹介!
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ジャケットスタイルのこなれ技1「オープンフロント」
ジャケットのフロントボタンを開けて着こなすことで抜け感のある表情に。パッチポケット仕様のカジュアルなダブルブレストジャケットのフロントを、あえて開けて着こなすのがトレンドだ。今シーズンに各ブランドから展開されているダブルジャケットの多くは、適度に絞りのきいた美シルエットのため、フロントを開けて着用しても野暮ったい印象を与えない。インナーにベストをプラスして重厚感をキープするのはもとより、インナーにカットソーを合わせたカジュアルスタイルにもぜひ取り入れたい。
ジャケットスタイルのこなれ技2「後ろ襟立て」
首回りにボリュームが欲しい場合、後ろ襟立てを取り入れるのはいかがだろうか。襟を立てることで首回りが立体的なシルエットに。立ち上げすぎない絶妙なバランス感をキープすることで、こなれ感溢れる表情に仕上がる。インナーにカットソーやニットを合わせたカジュアルなジャケットスタイルにもぜひ取り入れていきたい。
ジャケットスタイルのこなれ技3「小剣ずらし」
ネクタイの小剣は大剣の裏に隠れるのが基本だが、あえて少し横にずらすことで無造作感を演出したテクニックが「小剣ずらし」だ。ネクタイの面積が広くなるため、スカーフの様な華やかさをプラスした表情に仕上がる。
ジャケットスタイルのこなれ技4「カラーバーの取り入れ」
各ブランドが押し出している小物アイテムといえば「カラーピン」や「カラーバー」。襟羽根をコンパクトにまとめ、タイのノットを持ち上げることで締まりのあるVゾーンを演出してくれる。「ブリティッシュ」のキーワードに注目が集まる昨今は、各ブランドから多くの「カラーバー」や「カラーピン」が展開されている模様。手頃な値段で手に入るため、スーツスタイルにアレンジを加えたいと考えている方は、一度検討してみるのはいかがだろうか?
ジャケットスタイルのこなれ技5「袖口のボタンハズし」
本切羽仕上げのジャケットなら、袖口ボタンを1つか2つ開けることで「袖口に抜け感を演出」するのは有力な選択肢だ。あえて袖口にスキを作ってこなれ感を出すスタイリングは、ジャケットの着こなしにおける上級テクニック。本切羽自体がどちらかと言えば南イタリアにおいて好かれるディテールのため、イタリアっぽさをさりげなく演出したいという方におすすめだ。
ジャケットスタイルのこなれ技6「袖口のロールアップ」
折り返すように袖口をロールアップすることによって、アクティブな雰囲気をプラス。折り返しの幅を調整したり、シャツのカフスを一緒に折り返したりとアレンジの幅も意外と広い。スニーカーでハズしたジャケットスタイルなどと好相性。
ジャケットスタイルのこなれ技7「ポケットチーフの二枚使い」
ポケットチーフ使いによって、ジャケットスタイルの印象も変化してくる。より華やかな印象を与えたいなら、ポケットチーフの2枚挿しがおすすめ。2枚まとめて挿すことで、新しい柄としてVゾーンを彩ることができる。同系色もしくは同トーンのチーフをクラッシュ系の挿し方で2枚使いするとこれみよがしな印象を与えず、取り入れやすい。
ジャケットスタイルのこなれ技8「ポケットチーフ&小物使い」
ビジネスシーンでも積極的に取り入れられるテクニックといえば、ポケットチーフ&小物使い。アイウェアのフレームやペンなどを露出させて胸ポケットに入れることで、絶妙なアクセントをプラス。実用品をアクセサリーとして活用している点が、こなれ感溢れる印象を与える。
ジャケットスタイルのこなれ技9「タイのラペル挟み」
ダブルジャケットで活用できる大胆なハズしテクニック。ファッショニスタが集める世界規模のメンズファッション展示会ピッティウオモなどで、取り入れている人物を見かける。アシンメトリーに覗くタイの表情が、遊び心溢れる雰囲気に。ジャケットを着慣れた上級者が使用するテクニックのため、取り入れる際はバランスやTPOに十分注意したい。