![ポール・スミスがピッティで最新コレクションを発表!「60'S」がテーマのウィットに富んだ新作が登場](https://otokomaeken.com/wp-content/uploads/2024/06/45-750x396.jpg)
伝統的なブリティッシュスタイルに独自のエッセンスを融合させる英国ブランド「ポール・スミス」は、2024年6月にフィレンツェで開催されたピッティ・ウオモにて2025年春夏コレクションを発表した。
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ポール・スミス氏本人が一着ずつ解説していく、30年ぶりのピッティでのプレゼンテーション
今回のコレクションは、ポール・スミス氏自らが特別なゲストに向け、1960年代にインスパイアされたデザインを紹介する形で披露された。会場は由緒正しき邸宅ファルヴァール宮を、イタリアのカフェをイメージした1日限りの特別な「Bar paul」に改造。会場内の座席には、Artek(アルテック)のアイコニックなスツール60が使用されており、1960年代カルチャーへのリスペクトを込めたコレクションのテーマに沿った空間を表現した。ランウェイ形式ではなくプレゼンテーション形式を採用し、ポール自身がコレクションをルックごとに解説。それぞれのデザインの背後にあるインスピレーションについて独自の洞察を共有するとともに、キーアイテムに影響を与えた自身の個人的な背景も語られた。また、2025年初頭に展開を予定している大注目の新プロジェクトとして、アメリカのデニムブランドである「Lee」とのコラボレーションも発表。英国のモダンスタイルにアメリカン要素が加わった夢のコラボレーションだ。
1960年代をテーマにしたポールスミス「らしい」新作たち
25SSシーズンは、テーラードをベースにクラシックな要素と現代的なアプローチを取り入れたルックを提案。ネクタイはゆるく結び、デニムのワークジャケットやコットンキャンバスのリラックスしたブレザーと共にコーディネートした姿は、 アーティストが一日中スタジオで絵を描いた後にそのままディナーに向かうようなスタイルを想像させる。スーツは千鳥格子や、クラシカルなチェック柄の「プリンス・オブ・ウェールズ」といったクラシックな柄モノの生地で仕立てられ、1960年代のロンドンを彷彿とさせるスタイルに。
パステルカラーのオーバーサイズアウターウェアも要チェック
アウターウェアでは、大胆なデザインの生地を使用したコレクションのハイライトの一つであるオーバーサイズのトレンチコートが登場。ポール・スミスのシグネチャーストライプを基にした、パステルチェックの特注イタリア製生地で作られており、早くも来年の春が待ち遠しくなるアイテムだ。また、ミントグリーンのリネントレンチコートとカーペンターズトラウザーを組み合わせた、淡く軽やかなルックも非常に印象的。