オシャレ番長の稲垣啓太が時計製造に初挑戦!

オシャレ番長の稲垣啓太が時計製造に初挑戦!

ショパールジャパン株式会社が、2024年7月24日(水)より、スペシャルコンテンツ「稲垣啓太、ウォッチメイキングの裏側へ」を特設サイト上で公開。本コンテンツでは、2023年よりショパール「アルパイン イーグル」のジャパンアンバサダーを務める、ラグビー選手の稲垣啓太さんがスイスのジュネーブとフルリエを訪れ、ショパール本社とマニュファクチュール(工房)を初訪問した様子を収めている。

スペシャルコンテンツ「稲垣啓太、ウォッチメイキングの裏側へ」特設サイトはこちら
アルパイン イーグル 41_アザーカット (4)

稲垣啓太さんは、ショパール共同社長であるカール-フリードリッヒ・ショイフレさんと対談を行ったほか、ゴールド鋳造やスティールホール、ポリッシングやメティエダールといった各ワークショップを見学し、アルチザンたちとの交流や製作体験を楽しんだ。その様子をおさめた動画計 4 本を、特設サイトおよびショパール公式 YouTube にて公開中。ショパールの時計づくりとそのこだわりについて、和やかな雰囲気で会話を繰り広げた。「笑わない男」として知られる稲垣さんのレアな(?)笑顔も収められている。

3日間のスイス訪問の最終日のインタビューを通じて、稲垣さんはジュネーブとフルリエを訪れての感想を語ってくれた。

―ショパール共同社長のショイフレさんとの対談を振り返って、いかがですか?

稲垣啓太さん
本社に伺ってショイフレさんと対談ができるなんて、そんな機会は人生でなかなかないと思うので、本当に楽しみにしていました。たくさん質問させていただいたのですが、一番頭の中に残っているのは、サステナビリティについての取り組みのお話です。一つの素材がどういうプロセスで使われてきたのか、運ばれてきたのかまで明確に把握した上で、会社全体でサステナビリティに取り組んでいると聞きました。一丸となってサステナビリティに取り組む中で、社内でも誰がどんな取り組み・行いをしてきたのか、コンペティションも行われているそうです。そういった取り組みへの姿勢は、モチベーションを保たせることがすごく難しいと思います。僕はラグビー選手として、若い世 代の選手たちのモチベーションをどういう風に引き出して取り組みを継続させるかということにちょうど悩んでいたので、自分にとっても勉強になる時間でしたし、改めてショパールの取り組みの姿勢に感銘を受けた時間でもありました。

―稲垣さんが悩んでいらっしゃるのは、サステナビリティに限らず、選手としてチームをまとめていく中でということでしょうか?

稲垣啓太さん
そうですね。サステナビリティという部分を挙げさせていただきましたが、もちろんそこだけではなくて、今回ショパールの職人(アルチザン)の方々ともお話をさせていただき、熟練の職人になるためには何十年という⻑い年月が必要で、そしてその培ってきた技術を、また若い世代に継承しないといけない。その若い世代の人たちがさらに次の世代に継承していくために も、モチベーションをどうやって保たせるかという部分も含めて本当に勉強になりましたね。

―稲垣さんも、ラグビー界においてはアルチザン、プロフェッショナルと言える存在。現地のアルチザンたちとの会話の中で、特に印象に残っていることを教えてください。

稲垣啓太さん
一人一人の職人が、自分が行っている作業に対して本当にプライドを持っているんだと感じました。実は、僕もいくつかの製作工程を体験させていただいたんですよ。すごく繊細な作業で、もう手が震えてしまって。「この作業を一日に大体どれぐらいやるんですか?」と質問させていただいたんですね。回答は、「1,000回やります」でした。信じられなかったですね。

―1,000回。それはすごい。

稲垣啓太さん
細かい作業で、目視できるレベルではないんです。加工の際に生じた「バリ(素材の出っ張り)」を削る作業なので すが、すごく小さい部品で顕微鏡を使って作業するのですが、僕はもう一つトライしただけで手が震えてしまって。全然焦点も合わないですし。これを一日1,000回行います、と。でも、お話しされていた方の顔が自信に満ち溢れていて、同時にすごく楽しそうな顔をしていたんですよ。それがすごく印象的でした。時計作りには様々な工程があって、それぞれを担当する職人たちがいる。ムーブメントの中の、本当に奥に使われるとても小さな部品を担当する職人もいれば、文字盤のデザインを担当する人もいる。色んなセクションに分かれているわけですね。一つの時計には数百のパーツが使用され、細かい作業を重ねてみんなで作り上げた時計を僕が今身につけているんだなと思うと、より思い入れが強くなりましたね。

―「一人一人がプライドを持ってポジションを守る」という姿勢は、ラグビーをはじめとするチームスポーツにおいても大事なことなのかなと思いました。

稲垣啓太さん
大事だと思います。自分が言ったことにプライドを持つ、そして同時に責任を持つことが大事だと。自分がやってきたことが世に放たれてしまうと、責任が関わってくるわけじゃないですか。自分のやるべきことは明確にしないといけないですし、そういった意味だと、個人的な考えなんですけれど、時計作りとラグビーの組織的な関わり方ってすごく似ているなと思うんですよね。ラグビーでは一人一人それぞれに役割があって、時計の一つ一つのパーツにもそれぞれ役割があって。何か一つでも機能しなくなると、チーム全体が機能しなくなってしまう。今回のスイス訪問でも、改めてラグビーにおける自分の存在意義というか、自分がやらなきゃいけないことを明確に考えさせられる時間になりました。そして時計作りの奥深さを、改めて知ることができる素晴らしい機会をいただいたなと思っています。

―ご自身が体験された作業工程を振り返って、点数をつけるとしたら何点でしょうか?

稲垣啓太さん
点数をつけることすら、おこがましいです(笑)。すごく細いピンを2本使って作業するのですが、細かすぎて扱えている感覚がないんですよね。僕が作業を行わせていただいた部品は記念としていただいたんですけど、もう、出来栄えを目視できるレベルではなかったです。各アルチザンたちの高い技術と、そしてそれを迷いなくやっている自信に満ち溢れた顔が忘れられないですね。

―今後のアンバサダーとしての意気込みを教えてください。

稲垣啓太さん
今回の訪問を通して、ショパールに関われたこと、そしてメゾンの一員になれたことが自分にとって本当に誇らしいと改めて 思いました。今、身に着けているこの時計はたくさんの職人の手作業によって誕生しているという背景も知ることができ、よりその魅力を皆さんに知っていただきたいなと、本当に思いました。どういった伝え方ができるのかは、これからまた探っていか なきゃいけない部分だと思うんですけれども、「アルパイン イーグル」の気に入っている部分の一つとして、コンパスローズのモチーフがデザインされている点が挙げられます。「自分の進むべき方向性を見失わないように」という意味で、僕はこのデザインがとて も好きなんですね。「アルパイン イーグル」が誕生したそのプロセスやコレクションに宿るストーリーが僕はすごく大好きで、大切にしているので、皆さんに伝えていきたいなと思ってますね。

ショパール アルパイン イーグルについて

洗練されたメカニズムと端正なデザインを兼ね備えた、現代的でスポーツシックな「アルパイン イーグル」は、アルプスの豊かな自然と、その地に生息するイーグルの圧倒的な力強さにインスピレーションを得たコレクションだ。80%がリサイクル素材から生成されたメゾン独自の合金「ルーセントスティールTM」を始め、チタン製やエシカルゴールド製など多彩なラインナップを展開中。立体的でスタイリッシュなサイドを備えたラウンド型ケース、コンパスローズが刻まれたリューズ、8本の機能的なスクリューを配したベゼル、そしてアルプスの自然に想を得たカラーの文字盤など、「アルパイン イーグル」はコンテンポラリーを極めた上品なエレガンスを体現する。

ショパール アルパイン イーグル公式ホームページ

稲垣 啓太さんについて

1990年6月2日、新潟県生まれ。ラグビー選手。埼玉パナソニックワイルドナイツ所属。愛称は「ガッキー」。
スクラム最前列で戦うタフなポジションながら、タックル数が多く、ボールを持っても確実に前進。抜群のフィールドプレーで存在感を放つ。2014年に日本代表初キャップを獲得後、2015年、2019年、2023年と3大会連続の日本代表選出。2019年では日本で開催されたラグビーワールドカップで史上初のベスト8進出に貢献し、“笑わない男”として一躍、脚光を浴びた。「オシャレ番長」と呼ばれファッションリーダーとしても知られている。

Follow us !

会員登録して
NovogasShopsメールマガジンを受け取ろう

メールマガジンを受け取る

NovogasShops 公式 Instagram スナップ