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グランドセイコーの究極クオーツムーブメント「キャリバー9F」の25周年記念限定モデルが発売

グランドセイコーが世界に誇るクオーツムーブメント「キャリバー9F」。その伝説的なムーブメントの誕生25周年を記念して、特別精度にリメイクされた限定モデル2機種が3〜4月に全国で発売される！

グランドセイコーの初代「9Fクオーツ」モデルをリメイク

1969年に世界に先駆けてクオーツウォッチを発売し、時計業界に衝撃を起こしたセイコー。キャリバー9Fは、そのセイコーがグランドセイコー専用のクオーツムーブメントとして開発したものだ。1993年に誕生したこのムーブメントは、従来の常識を覆す数々の新機軸を搭載。クオーツでは不可能とされていた長くて太い針を回せるようにした「ツインパルス制御モーター」、秒針のふらつきを大幅に軽減する「バックラッシュ・オートアジャスト機構」、カレンダーを瞬時に切り替える「瞬間日送り機構」など、高精度なだけでなくパワフルな機能性でも機械式時計を凌駕するクオリティが追求された。その9Fクオーツを搭載した初代モデルをリメイクしたのが、今回の限定モデルだ。

アニバーサリー使用の文字盤と特別精度ムーブメントを搭載した「SBGT241」

25年前のオリジナルモデルが持つ柔らかなフォルムのケースとブレスレットは踏襲しつつ、ケースサイズを37.0mm から39.0mmへと変更することで現代的にアップデート。さらにダイヤルのデザインはアニバーサリーモデルならではの特別仕様となっている。クオーツが世を席巻していた1970〜1980年代にダイヤルにあしらわれていた独自のクオーツマークをモチーフにした「GS」「9F」のパターンをダイヤル全面に型打ち。25分位置に隠れた「9F25」の文字が25周年を祝福している。

搭載されるムーブメント「キャリバー9F83」は通常は年差±10秒だが、年差±5秒まで時間精度を高めることを実現。特別精度の証として、6時位置にはゴールド色のファイブ・ポインテッド・スターが輝く。裏ぶたには、「Caliber 9F 25th Anniversary Since 1993」とシリアルナンバーの表記に加え、18Kイエローゴールド製の獅子の紋章があしらわれている。

シースルーバックから9Fクオーツを鑑賞できる「SBGV238」

ゴールド色の美しい仕上げが施されたキャリバー9Fを鑑賞できる、シースルーバック仕様がこのモデルの最大の魅力。機械式ムーブメントのシースルーバックはもはや市場で珍しいものでもなくなったが、クオーツでこれを体現するのはよほどの自信の表われだと言えるだろう。前述の「SBGT241」と同じくアニバーサリー仕様のダイヤルと特別精度のムーブメントに加え、裏蓋にはシリアルナンバーと「Caliber 9F 25th AnniversarySince 1993」を表記して希少性を高めている。