パタゴニアが誇る名品「レトロX」の魅力とは?派生モデルも併せて紹介

パタゴニアが誇る名品「レトロX」の魅力とは?派生モデルも併せて紹介

フリースジャケットといえば、モコモコとした生地感による保温性の高さとポップな表情が魅力のアイテム。今回は、そんなフリースを語る上で欠かせないブランドである「パタゴニア」の名作モデル「レトロX」にフォーカスし、魅力や派生モデルを一挙紹介!

パタゴニア(patagonia)とは?

「パタゴニア」は、創業者であるイヴォン・シュイナードが自ら使用するクライミングギアを作ることを目的に1957年よりスタートしたアウトドアブランド。当時は「シュイナード・イクイップメント」というブランド名でロッククライミング用具の製造と販売を行っていたが、1970年代に自社で作ったウェアがクライミング仲間から好評を得たことから衣料品部門である「パタゴニア」が作られた。

1980年代には毛玉にならない両面起毛のシンチラ素材を開発。1985年秋に、現在のフリースジャケットの原型となるシンチラ・フリースを発表するやいなや爆発的な人気を集め、アウトドア界隈のトップブランドに躍り出ることに。また、暗めの色が主流だった当時のアウトドア製品に、鮮やかな色彩を持ち込んだことも人気に拍車をかけた理由だ。年を重ねるごとにアップデートを繰り返し、その時代の最先端をゆく機能性を備えたウェアが多く揃う「パタゴニア」は今後も目が離せない存在だ。

パタゴニアの定番であり、フリースジャケットの代名詞でもある「CLASSIC RETRO-X JACKET(クラシック レトロX ジャケット)」

フリースジャケットの産みの親とも呼ばれる「パタゴニア」の製品の中で、1,2を争う人気アイテムが「クラシック レトロX ジャケット」。1993年、当時のフリースジャケットの弱点だった防風性の低さを、防風フィルムを搭載することによって解消したモデルとしてデビューした。その最大の特徴は左の胸元に配されたナイロンポケット。フリースとの異素材感や色味のコントラストも相まって、アウトドアシーンのみならずファッションシーンでも人気が高い。

現行のレトロXを探す

その胸元にナイロンポケットがついたデザインは今でこそ一般的だが、初代モデルには施されていなかったディテールだ。また、襟はパイピング仕様でポケットの形状が異なり、サイズ感が小さめというのも初代モデルの特徴。それにミニマルな見た目が相まって取り入れやすいことから、現在でも初代レトロXは古着市場で高い人気を誇っている。また、初代モデルの中でも前期型と後期型が存在し、その後もあらゆるアップデートを重ねる度にデザインも僅かにモディファイされてきた。このように、作られた年によって仕様がやや異なるのも、長年に渡り多くのファンを魅了してきたポイントだ。ちなみにモデル名に冠された「クラシック」は2006年以降から付けられたことも覚えておきたい。

初代モデルのレトロXを探す

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