夏の主役アイテム「Tシャツ」は、人目に触れやすい“コーディネートの顔”となる存在であるため、なるべく上質なものを選ぶようにしたい。では、上質なTシャツを見分けるためにはどこに着目すべきなのだろうか。
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上質なTシャツを見分けるにはディテールチェックが必須。簡単に見極めるべきポイントは3つ!
上質なTシャツの見分け方①「化繊はなるべく避けて天然素材を使用しているものを選ぶのが吉!」
一般的に上質なTシャツに用いられることが多いのは、コットンやシルクなどの天然素材を100%使用した生地。中でも、コットンで言えばスーピマコットンやギザコットン、新疆綿など三大コットンに代表される「超長綿」という希少価値の高い素材を使用しているものが上等とされている。ここにポリエステルやアクリルなどの化学繊維が混紡されると毛玉ができやすくなったり、静電気が溜まりやすいなどのデメリットが生じてくるのだ。安価な商品は購入時のハードルの低さは魅力的でも、天然繊維のものと比べると劣化が早いため、すぐ毛玉だらけになったりしてしまう恐れなどのネガティブな要素がどうしても気になってしまう。長期的なコストパフォーマンスで考えると、ある程度値が張っても質の良い素材を使っているものを選んだ方が経済的である可能性も十分にある。
また、着心地も天然繊維と化学繊維では異なり、当然だが天然素材の方が肌触りの良さを身をもって実感できる。上質なTシャツを求める際は必ず品質タグをチェックし、化繊が混紡されていないものを選ぶのが理想のアイテムに出会うための一つの近道だ。
上質なTシャツの見分け方②「縫製が乱雑なものは言語道断!ステッチワークが美しいものを選ぶのも鉄則」
2つ目は、襟や裾などの縫製が均整の取れたキレイなあしらいになっているかどうか。安価で質の低いTシャツはここが粗末な仕事になっていることも多く、参考画像のように縫製のラインがずれていることも珍しくない。参考画像のようにきちんと縫製がされていないと、単純に見た目が美しいかどうかだけでなく糸がほつれやすかったりするため、上質なTシャツを選び抜くなら可能な限りステッチの完成度についてもチェックしておきたい。
反対に縫製が丁寧になされているものは、表裏ともに下の画像のような均整の取れた美しい仕上がりになっている。このステッチのディテールを見る際は、できれば表だけでなく裏側もチェックするようにしよう。
GENTLEMAN PROJECTS「LEO MODERNO」
上質なTシャツの見分け方③「身体にフィットするように作られたシルエット、仕立てを見極める」
Tシャツに限らず服というものは、人間の身体にフィットさせるよう立体的に作られているもの。胴まわりや肩まわりなど、曲線を描く部位はその形に沿って仕立てられていることが基本となる。パッと見はキレイでもここが計算されて作られていないと関節部などの可動性が悪く、実際に着用して身体を動かした際に生地が引っかかったりすることも。見た目ではなかなか判断がつかないポイントであるため、可能な限り試着をして着心地を確かめるのがおすすめだ。Tシャツは肌着になる可能性が高く、試着がNGの場合もあるため、試着の際は必ずショップスタッフに確認をとるようにしよう。