トラッドスタイルを象徴するアイテムの一つ、ダッフルコート。北欧の漁師が着ていた防寒具をルーツとし、イギリス海軍に採用された歴史を持つなど、他のコートにも引けを取らない奥深い魅力をもつアイテムだ。今回はそんな「ダッフルコート」をテーマに、定番からイマ注目のモデルまでオススメを紹介!
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ダッフルコートの定番モデルといえばコレ!王道ブランドから不朽の名作を紹介
ダッフルコートの定番①「Gloverall(グローバーオール) MONTY」
第二次世界大戦中、イギリス海軍が船上で寒波などから身を守るために着用していたダッフルコート。そして戦後、余ったダッフルコートの販売を英国国防省から委託され、一般人の間に浸透させたのが“グローバーオール”だ。こちらの「モンティ」は、戦時中にダッフルコートを愛用したイギリス陸軍の元帥であるバーナード・モントゴメリーの愛称にちなんで名付けられたモデルで、伝統的なデザインで仕立てた、いかにもトラッドな見た目が特徴。また、モンティにもいくつか種類があり、丈感やフィッティング、生地を変更したものまで様々揃う。「やっぱり最初は王道が良い!」という方には“オリジナル モンティ”がおすすめだ。
ダッフルコートの定番②「MONTGOMERY(モンゴメリー) Tibbett Duffle Coat」
ダッフルコートを語る上で外せないブランドといえば“モンゴメリー”。1860年に創業されたアイデアルクロージング社が1987年に改名したブランドであり、同ブランドがダッフルコートを生んだと言われている。日本ではモンゴメリーのオリジナルアイテムはあまり出回っていないが、ビームスやシップスなど有名セレクトショップによって別注品が製造されている。日本人の体型に合わせてフィッティングを調整していたり、ディテールを微妙に変更することで現代的にアップデートしたモデルが各ショップより登場しているので、ぜひチェックしてみてほしい。
ダッフルコートの定番③「Invertere(インバーティア) NEWTON ABBOT」
“インバーティア”は1904年にイギリス・ニュートンアボットにて創業した老舗コートブランド。かつてエルメスに「ここの生地しか使わない」と言わしめたほどハイクオリティな生地を製造している、ジョシュアエリス社のヘリンボーンを昔から使用しており、他に類を見ないほど肉厚で暖かく、生地目が美しいのが特徴。また、重厚感ある見た目に反して、意外と軽やかな着心地なのもファンを多く抱える理由だ。グレーやネイビー、キャメルといったベーシックな色味も人気だが、同ブランドでは「エルメスオレンジ」と呼ばれるバーントオレンジも人気が高い。分かる人には分かるアイコニックな仕立てと生地、そして色味が男心をくすぐる。
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