名作を生み出し続けるスニーカー界の巨頭「NIKE(ナイキ)」。高い機能性に加え、他のブランドとは一線を画す独自のデザイン性がスニーカーフリークを始めファッション感度の高い人々からも支持を得ている。今回は、ナイキ不朽の名作 AIR MAX 95を現代的にアップデートした「AIR MAX 95 エッセンシャル」にフォーカス!
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NIKE(ナイキ)の歴史
誰もが知る世界的スポーツブランド「NIKE(ナイキ)」。ブランド名は知っているけれど、どのような歩みを経てきたかは意外と知らない方も多いのではないだろうか?ナイキは、フィル・ナイトによって1972年に設立されたスポーツブランド。「NIKE」というブランド名は、ギリシャ神話の勝利の女神である「ニケ(Nike)」が由来となる。1964年にスタンフォード大学の学生であったフィル・ナイトとオレゴン大学の陸上部でコーチをしていたビル・バウワーマンの2人が、ナイキの前身となるブルーリボンスポーツ社を設立。当初は、日本のタイガー社(現アシックス)から製品の輸入を行っており、その輸入販売が成功したことをきっかけに自身で靴のデザインを始めたことで、1972年にナイキが誕生した。
オニツカタイガーのスニーカーにインスパイアされた「コルテッツ」や、エアバッグをミッドソールに搭載した革命的プロダクト「エアフォース」、バスケットボールの神様と崇められるマイケル・ジョーダンのシグネチャーモデル「エアジョーダン」、レトロな佇まいが特徴の「ダンク」など、名作モデルを連発。1987年には、今回紹介する「AIR MAX 95 エッセンシャル」の元となった、ナイキを代表するスニーカー「エア マックス」が登場した。アーティストや有名ブランドとのコラボも多く展開し、その高い機能性からスポーツスニーカーとしてはもちろん、ファッションシーンにも欠かせない唯一無二のブランドへと上り詰めたのだ。
ナイキ「エア マックス 95 エッセンシャル」とは?通常のエア マックス 95との違い
今回紹介する「エア マックス 95 エッセンシャル」は、ナイキの不朽の名作と言われるエア マックス 95を元にしており、オリジナルカラーを使用せず現代的にアップデートしたモデルだ。
かの伝説を残したモデル。知っておきたい「エア マックス 95」のこと
エアマックス 95 エッセンシャルを紹介する前に、元になった名作モデル「エア マックス 95」の伝説的なエピソードに触れておこう。初代モデルの「エア マックス 1」は1987年にリリース。初めて「Nike Air(ナイキ エア)」と呼ばれるテクノロジーを搭載したことが話題となった。その後も次々に新たなモデルを発売し、1995年には「エア マックス 95」がリリースされる。当時の日本は裏原カルチャー隆盛期で、ヴィンテージがトレンドとなっており、旧作や復刻などのカルチャー色の強いスニーカーが人気を集めていた。そんなときにリリースされた「エア マックス 95」は、当時としては価格帯がかなり高価だったことから、バイヤーたちが買い付けを控えめにしたことで、中古でも高値が付けられるほどのレアアイテムに。さらに追い風を吹かすかの如く、芸能人がCMや雑誌などで着用し、人気が爆発。手に入らなかったスニーカーフリークがエアマックス95を履いた人物を襲撃、暴行し奪い取る事件、通称「エアマックス狩り」が頻発し、社会現象となった。多くの名作を手がけるナイキも、ここまでの伝説を残したアイテムは他にない。それほど、他のモデルには無い独特なセンスが光る名作モデルなのだ。
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