2000年前後のアメカジブーム全盛期を経験した40代のメンズなら、当時デニムジャケットにジーンズ、レッドウィングのアイリッシュセッターやクラークスのワラビーを合わせて、胸元にはゴローズやアリゾナのネックレスを身につけて街を闊歩していたという方も少なくないと思う。時は過ぎ去り40代になった今、「当時のスタイルは、さすがにちょっと似合わなくなっている気がする…」などと思う方もいるのでは?そんなファッションフリークの方に加えて、今までGジャンに馴染みがなかった方など、40代メンズに向けた着こなし提案を、撮り下ろしスナップの事例を交えながらお伝えする。
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提案① 40代のGジャンコーデは“色数3つまで”のルール厳守で洗練が近づく!
40代の男性なら人生において “過ぎたるは及ばざるが如し”、あるいは“及ばざるは過ぎたるより勝れり” といった格言の正しさを実感しているのではないだろうか。男のGジャンスタイルにおいても、やりすぎは忌避すべきで、特に色数は控えめにするのが無難。それが洗練された印象への近道と言っても過言ではない。下のスナップの男性は、着用アイテムを「ブルー」「ブラック」「ホワイト」の3色のみに抑えており、お手本のようなスタイルを成立させている。Gジャンコーデがしっくりきていない40代男性ならぜひ、色を取り入れすぎていないか再確認してみてほしい。
提案② 40代メンズのGジャン✖️スウェットパーカースタイルは、“黒の分量多め”でシュッとした印象に
デニムジャケットとスウェットのフーディーのコンビは、カジュアルスタイルの定番だ。しかし、40代男性がこの手のスタイルを何も考えずに取り入れた場合、年齢不相応のカジュアル感や子供っぽさが出てしまうことも否定できない。色々とネガティブな印象を回避する方法は考えられるが、最も簡単なのが、コーデ全体で黒をはじめとするダークトーンのアイテムの分量を増やすこと。あくまでもカジュアルスタイルなのだが、シュッとした印象がキープできるのが、下のスナップを見てもお分かりいただけるだろう。
提案③ “ドレススタイルの崩し的なノリ” のGジャンコーデで40代メンズにイケオジ感が漂う!?
スラックス×プレーントゥの革靴とくれば、上半身にはテーラードジャケット等を合わせるのがひとつの定番だが、ここにあえてデニムジャケットを合わせるという変化球的な着こなしはいかがだろうか?言うなれば、ドレススタイルをあえて崩す着こなしだが、ピッティウォモ等で見かけるイケオジは、この手のテクニックを駆使しする洒落者が実に多い。時には、場の状況に応じた変化球的な振る舞いを周囲から求められることも多くなってくる40代の男性にこそ、ぜひマスターしていただきたい着こなしだ。
提案④ “アウターの下にGジャン” 賢い上級テクニックをマスターして頭ひとつ抜けたアラフォー男に!
Gジャンといえば、春や秋にアウターとして着るイメージが一般的だが、ぜひその上にアウターを羽織ってデニムジャケットをインナー使いする方法をマスターしてもらいたい。お洒落上級者の風格を出せるだけでなく、手持ちのデニムジャケットの利用可能シーズンが広がるのも大きなメリットだ。下の男性のように多色使いの着こなしもアリだが、やはりこのような着こなしの際にも色数を抑えることが、コーデ成功の確率を高めるだろう。