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守りの秋冬ビジカジスタイル2スーツ&タートルネックセーター
スーツと言えば、ドレスシャツをタイドアップしてカッチリ着こなすだけでなく、近年ではニットを合わせてドレスダウンする装いが世界的に広がっている。定番は下ギャラリーの1枚目や2枚目のようなタートルネックの合わせで、ドレスダウンとは言いながらもエレガントな印象をまとめる装いとなっている。一方で、下ギャラリーの3枚目のようにモックネックニット、4枚目のようにクルーネックニットを合わせると、よりスポーティーでカジュアルな印象になる。この合わせについて、スタイリストの宮崎氏に意見を仰ぐと、スーツの生地感とニットの生地感を合わせると、より自然にスマートにキマりやすいとの回答を得た。ビジネスマンの多くが一般的に着用している滑らかな生地感のいわゆる梳毛スーツには、ハイゲージニットが好相性。ツイードに代表される起毛感がありごわっとした生地感の紡毛スーツにはミドルゲージのニットを合わせると調和がとりやすい。
攻めの秋冬ビジカジスタイル1ジャケット&センタークリースの入ったチノパン
ジャケパンスタイルをドレスダウンするなら、チノパンをはじめとするコットンパンツの取り入れも視野に入れたい。ビジカジに合わせるなら、ドカッっとしたシルエットのワークウェア路線のアイテムではなく、センタークリースの入ったスマートなシルエットのドレスウェア路線のアイテムを選ぶのが王道だ。ブラックやダークグレー、ネイビーのコットンパンツを選ぶのも良いが、下のスナップのように、ベージュやホワイトのパンツを選べば、暗いトーン一辺倒で退屈になりがちな冬のビジカジスタイルを一新できるはずだ。
攻めの秋冬ビジカジスタイル2タイドアップシャツ&ショールカラーニット
続いて紹介したいのが、これぞ攻めのビジカジといった趣のスタイル。どんな場面でも通用する着こなしとは言えないが、TPOをわきまえた上で、ここぞという場面でぜひ取り入れを検討していただきたい。下画像のようにジャケットの代わりにショールカラーのカーディガンを合わせた着こなし。襟が備わっている分、通常のカーディガンに比べてキッチリ感が出ているのがポイントだ。下の画像で合わせているのはガウンタイプのショールカラーカーディガンで、リラックスとエレガントの間をゆくような空気感が魅力の1着となっている。
攻めの秋冬ビジカジスタイル3ジャケット&ジーンズ
最後にドレスウェアの対極に位置するジーンズを取り入れた攻めの装いを紹介。ビジカジに取り入れるなら、過度な色落ちやダメージが入っていないデニムを選ぶのがおすすめ。足元には外羽根シューズやスウェードのローファーやサイドゴアブーツを合わせると相性良くすんなりキマりやすい。下ギャラリーの撮り下ろしスナップにおいては、ややテーパードのかかった細めのジーンズを合わせているスタイリングが含まれるが、イマはビジカジに合わせるジーンズも501のようなストレート気味のシルエットが気分。