イタリア・ミラノにて、「Diesel Black Gold(ディーゼル ブラック ゴールド)」の2018-2019年秋冬コレクションが発表された。クリエイティブ・ディレクターのアンドレアス・メルボスタッド主導のもと、民族調の要素をミックスさせた懐かしくも革新的なアイテムが提案されている。
スポンサーリンク
都会的要素と民族性が融合した「Diesel Black Gold Fall/Winter 2018 Men’s and Women’s Collection」
Diesel Black Goldの2018-2019秋冬コレクションは、多種多様な文化を取り入れているのが特徴。ブランドのシグニチャーでもある都会的かつコンテンポラリーなスタイルが、世界中で集められた様々な要素からインスパイアされた民族文化のフィルターを通して昇華されている。「世界をめぐる旅」「発見を探し求める大航海」「新しい部族との出会い」が今季のディーゼルを象徴するキーワードであり、全体を通してボヘミアンなムードが特徴的なコレクションだ。メンズのシャツやセーターはサイドに深く入ったスリットなどチュニックのデザインが取り入れられており、ストレートでスリムなパンツとコーディネートする。レディースでは、いかにも女性的なシェイプを描く民族衣装風のペザントドレスにフレアードパンツを合わせたスタイルなどが象徴的。
着脱可能のナバホブランケットのライニングがついたジャケットや、フリンジで装飾されたレザージャケット、アーバンフォルムのボンバージャケットなど、ブランドのキーアイテムにおいても民族衣装の要素を表現。また、ウエスタン調のサンティアゴブーツ、フリンジジャケットなどはヒッピーカルチャーも彷彿とさせる。インディアンジュエリーのストーンスタッズはさまざまな民族衣装用のハードウェアと組み合わされた。メキシコやペルーのバハーセーターが混ざり合った新しいアウターウエアスタイルはチュニックのようなボクシーシルエットに仕上げられている。
素材使いも素晴らしく、ミリタリー風のキルティングピースはエスキモーの精神にのっとって再加工。今シーズンのトレンドのムートンは高密度ナイロンとキルティングによって「エスキモー × ミリタリー」なアイテムへと昇華された。上質素材と触覚的なテクスチャに焦点を当てたアイテムたちからは、職人技のセンスを窺わせる。アジア、東欧、アラブ、アフリカから南米まで、あらゆる民族のバックボーンをミックスさせた世界観は、DIESEL BLACK GOLDが提案する”旅”というテーマに見事なほどマッチしている。