誕生以来、そのタフさが自慢であり世界中で評価されてきたカシオの名機「G-SHOCK」。防水、耐圧に優れることから海のレジャーやサーフィンで使用するユーザーも数多くいるが、そのレベルを遥かに超えたプロをも唸らせるダイバーズモデルがG-SHOCKにはラインナップされている。その名も「フロッグマン」。圧倒的なタフネスを誇るG-SHOCKの特徴をさらに強化し、過酷な環境にも耐え得るエキスパートモデルの魅力をその成り立ちなどともに紹介!
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G-SHOCK「フロッグマン」とは?
「フロッグマン」その名の由来は、軍事活動を行う水中工作員のこと。耐衝撃性、ISO規格200m潜水用防水、最大80mの水深計測(※一部モデルを除く)に対応したこのエキスパートモデルは、プロフェッショナルたちも全幅の信頼を寄せるほどのスペックを搭載したダイビングウォッチだ。
ハイスペックなフロッグマンを選ぶ満足感のひとつに、他のモデルとは一線を画す特徴的なデザインもあるかもしれない。裏蓋に描かれたカエル=フロッグもそのひとつ。酸素ボンベを背負った潜水カエルが刻印されており、数年前のG-SHOCKのキャンペーンではプレゼント用に海洋堂(日本の有力模型製作会社)が製作したフィギアが制作されるほど、フロッグマンシリーズを象徴するアイコンになっている。
このモデルが発売されて以来、基本デザインが変わらないのもファンの心を捕まえている要素。独特な左右非対称の丸型ケースは、装着時に手首の動きを邪魔しないように考えられたもの。開発チームの多くが実際に潜水士の資格を取得したというエピソードもある本格派のダイバーズウォッチなだけに、実際に水中での使用感が反映されているのだろう。そして、潜水艦のハッチをモチーフに生まれたという造形も、海へのストーリーを感じるとともに男のメカ好きな心をくすぐるものになっている。
G-SHOCK「フロッグマン」は“マン・シリーズ”の元祖!
実はフロッグマンは、モデル名が「~MAN」となる通称“マン・シリーズ”と呼ばれる、特殊な環境やプロフェッショナルの使用を想定して開発された「MASTER OF G」というシリーズの中のひとつ。このマン・シリーズで最初に発売されたのがフロッグマンであり、その後トリプルセンサーを持つ「レンジマン」、防錆対策が施された「ガルフマン」、防塵・防泥仕様が実装された「マッドマン」などをリリース。それぞれのモデルの特徴あるデザインや特殊な機能が、ユーザーのセンスやパーソナリティーを語るアイテムとしても絶大な支持を得ているのが「MASTER OF G」である。
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