独創的なアイテムで人気を集めるブランド「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)」。ブランドを象徴するカレンダータグやタビシューズなど、他とは一線を画す個性的なデザインやコンセプトが魅力で、多くのファッションフリークを虜にする存在だ。今回は、マルジェラのアイテムの中でも、デイリーユースしやすいTシャツアイテムにフォーカス。コーデに箔が付くおすすめのTシャツを紹介!
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「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)」とは?
シンプルながらも確かなテーラリング、遊び心のあるデザインで根強いファンを持つ「Maison Margiela(メゾン・マルジェラ)」。日本の伝統的な履き物である足袋からインスパイアされたアバンギャルドな足袋シューズや、八の字にジップが配された八の字レザージャケットなど個性的なデザインのアイテムを得意とするブランドだ。設立は1988年のフランス パリで、ファッションの名門であるベルギーのアントワープ王立芸術アカデミーでデザインを学んだベルギー出身のマルタン・マルジェラによって設立された。
衣服を一度解体してから再構築・再定義する彼が生み出すスタイルは“脱構築”、“デストロイ・コレクション”などと呼ばれ、他のブランドと一線を画す独創的なデザインを得意としている。ミリタリーウェアや古着をリメイクしたり、逆に新しいものにあえて色褪せやほつれといったダメージやヴィンテージ加工を施したアイテムも展開。これが90年代に流行したグランジファッションに繋がったとも言われているほどファッションシーンに大きな影響を与えた。
マルジェラの代名詞である「カレンダータグ」
メゾン・マルジェラから登場するアイテムに見られる角の4箇所をステッチで縫い付けた通称“カレンダータグ”。背面に4つのステッチが覗くのが特徴で、ひと目でメゾン・マルジェラだと分かるディテールがブランドを象徴するデザインの一つになっている。これは、簡易的に取り外せるような仕様になっており、ブランド名の記載もない。「ブランドネームではなく、服そのものから価値を感じて欲しい」というアノニマス(無名・匿名)なマルタン・マルジェラの思いが込められているタグなのだ。〇で囲われた数字はそのアイテムが属すコレクションを表しており、例えば画像の⑪は「女性と男性のためのアクセサリーコレクション」。ひとつひとつに意味があるのもメゾン・マルジェラらしいこだわりだ。
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