今回は、レトロでスポーティーな顔立ちが魅力的なアディダスの「COUNTRY(カントリー)」にフォーカス!
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世界的スポーツメーカー「adidas(アディダス)」の歴史
カントリーのことを知る前に、今や誰もが知る世界的スポーツメーカー「adidas(アディダス)」がどのようなブランドなのかを簡単におさらい。アディダスは1920年にドイツのニュルンベルクにて靴職人の息子として生まれたアドルフ・ダスラーとルドルフ・ダスラーによって設立された靴製造の会社「ダスラー兄弟商会」が解散した後、弟のアドルフ・ダスラーがスタートしたブランドだ。ブランド名は、自身の愛称である“アディ”と苗字のダスラーから“ダス”を拾って付けたもの。これまでにスタンスミスやスーパースター、そして今回紹介するクロスカントリーシューズの名作「カントリー」など多くの名作を生み出してきた。
アディダスの名作スニーカー「COUNTRY(カントリー)」とは?
アディダスのカントリーは、1973年にクロスカントリーというスポーツ用に製造されたモデル。森や山中、自然公園などの未舗装路悪路を走る競技のため、そのような場所にも対応できるような安定性を考慮し開発されたスニーカーである。オリジナルモデルはフランス工場で生産され、何度もマイナーチェンジを繰り返しアップデートされてきているため、年代ごとに異なるデザインのヴィンテージモデルを探すのも楽しいアイテムだ。オリジナルのカラーはスタンスミスと同じくグリーン×ホワイトのコンビ。アメリカのアクションコメディ映画『ビバリーヒルズ・コップ』で、主演のエディ・マーフィーがリーバイスの501と組合わせて履いたことで、ジーンズに合うスニーカーの代表格としても人気を集めた。スマートなフォルムとそのデザインの美しさから根強いファンを持つロングセラーモデルだ。
アディダスのカントリーが人気を集める理由をチェック!
アディダスの名作モデル「カントリー」。なぜ登場から50年以上経った今でもこのモデルが多くの人々から支持され、人気を集めているのだろうか。その理由に迫る。
アディダス「カントリー」が人気の理由①「安定性とデザイン性を高める3層ソール」
カントリーの安定した履き心地の良さを叶えているのが2層に重なった特徴的なミッドソールだ。硬度の異なるスポンジ素材のミッドソールを2種類組み合わせることで、悪路でも安定した履き心地と高いクッション性を発揮する。アウトソールには、耐久性とグリップ力の高いレトロなガムソールを採用。波打つようなヘリンボーンパターンが特徴で、トゥ部分のみパターン太く変化させることで耐久性を高めている。踵は巻き上げソールになっており、カントリーの特徴的なフォルムを形成。ドライビングシューズとしても適しており、様々なシーンで活躍するアイテムだ。
アディダス「カントリー」が人気の理由②「高級感をもたらす天然皮革のアッパー」
発売から何度もアップデートが繰り返されているカントリー。発売当初のモデルには、今では珍しいカンガルーレザーが使用されていた。その後、軽量性や通気性を考慮したナイロンアッパーなども登場したが、現在ではより優れた耐久性を持つ天然皮革のアイテムがメインとなっている。天然皮革のレザーにより高級感を出しながらもフラットレースでスポーティーな要素をプラス。トゥと踵部分のオーバーレイにはスエードの補強を加えることで、コントラストのある表情を生み出している。
アディダス「カントリー」が人気の理由③「懐古心をくすぐるレトロなデザイン&フォルム」
サイドにはアディダスを象徴するスリーストライプスをオン。この3本線は単なるデザインではなく、中足部が伸びるのを防ぐためにバンドで補強していたことからこのデザインが採用されたという経緯をもつ。シュータンには、旧ブランドロゴである三つ葉モチーフのトレフォイルロゴが配置され、レトロな雰囲気を感じさせるデザインに。スマートでシンプルなフォルムに、レトロなデザインが加わった飽きのこないアイテムに仕上がっている。
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