香水 付け方の最適解を3つのシーン別に提案!

香水 付け方の最適解を3つのシーン別に提案!

香水をつける箇所について明確に定められたルールはないが、大人たるものTPOをわきまえたうえで効果的に香りをまといたいところ。そこで今回は、3つのシーン別に香水をつけるべき箇所を提案する。

監修
調香師山根 大輝さん

1991年、千葉県生まれ。大学卒業後、外資系コンサルティング会社で働きながら、独立調香師に師事し調香を習得。2020年にオーダーメイド香水ブランド『リベルタパフューム』を立ち上げ“香りの民主化”を掲げる。調香師、ブランドディレクターに加え、数百本の香水コレクションを持つ生粋の香水マニアでもある。

パーティーやクラブで“強印象”を残すなら「手首&首筋」

パーティーやクラブといった華やかで人が多いシーンでは、自分の存在をはっきり印象付けるためにも、太い血管が通っていて尚かつ動く度に香るような箇所につけるのが効果的だ。そこでオススメなのが「手首&首筋」の2箇所。どちらも体温が高くなりやすい部位のため香り立ちが良く、さらに複数箇所につけることで三次元的に香りを立たせることが可能に。またオードパルファムであれば、それぞれ2プッシュずつがおすすめ。

ビジネスシーンで他者からの“好印象”を獲得するなら「お腹or腰」

いわゆる職場における“香害”、”スメハラ”の元凶に自身がならないためには、お腹あるいは腰につけるのが◎ そしてピンポイントにつけるのではなく、面で細かな霧を浴びるようにワンプッシュほど吹きかけるのがポイントだ。そうすることで広く薄く香りをまとえるため、周囲への迷惑にならず良い印象を与えられるだろう。また、お腹や腰であれば身体を動かした時にふわりとさりげなく香り、自分自身でも香りを楽しめるといった利点も。ちなみに、セクシーで甘めな香水や、持続性と拡散性の高いウッディ系やオリエンタル系の香水は、オフィスでは敬遠されがちなのでご注意を。ビジネスタイムにおいては、柑橘系、石鹸系、ハーブ系、フローラル系といったカテゴリが、比較的万人に受け入れられやすいと言われている。

外食時には“香水をつけない”のが無難。つけるなら「ハンカチなど小物」、退店直前につけるという“上級テク”も。

食事は味覚だけでなく、嗅覚や視覚など五感全てを使って楽しむもの。香水のニオイで料理を台無しにしないためにも、会食の際には“つけない”のが基本とされる。一部の高級レストラン、とりわけ素材の繊細な香りを生かす日本料理店や鮨屋では香水をつけた人の出入りを禁止している店も少なくない。しかし、カジュアルな居酒屋などであれば、さりげなく香らせるのは問題ないだろう。ハンカチやポケットチーフといった小物に香水をあらかじめつけておけば、TPOに合わせて香りの強さを調整しやすく、料理に影響を与えない範囲で香水を楽しめる。ただその場合は変色しないよう液色がないものを選ぶか、ピンポイントでのつけすぎにご注意を。また、食事前や食事中には香水をつけず、食後の退店間際にレストルームで香水をつけるのもおすすめ。その場合、携帯性に優れたアトマイザーを持っておくと便利だ。

正しい香水の付け方が動画でもっとわかる!

以上のように、シーン別の香水の付け方を紹介してきたが、少し観点を変えて香水のまとう方法を紹介している動画があるので併せて確認してほしい。”香水を手首につけてこすり合わせる”といった、ついついやりがちなNG行動なども、その理由とともに紹介されている。今までの香水のつけ方が合っていたか、答え合わせしてみては?

香水NGの部位も確認!

香水をどこにつけるかは自由だが、つけるのに適さない場所もあるので要注意。たとえばアポクリン腺の集中しているワキに吹きかけると、体臭と混じって変なニオイになることは想像に難くないだろう。下の動画では、そんな香水をつけたらNGな箇所を紹介。わずか25秒以内のショート動画としてまとまっているので、確認も兼ねて、ぜひチェックしてみてほしい。

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