入浴後すぐに汗ばんでくるような暑い季節は、さっぱりとした軽い使用感の化粧水を使いたい。今回は、さっぱりタイプの化粧水の特徴と選び方、おすすめの製品を紹介!
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しっとりタイプの化粧水とさっぱりタイプの化粧水の違いとは?
化粧水はしっとりタイプでもさっぱりタイプでも、基本的には含まれている成分の種類に大きな違いはなく、配合されている成分量に違いがある。保湿成分や増粘剤などの種類と配合量によってサラサラタイプ、とろみがあるタイプなどテクスチャーが変わってくるため、自分の肌質・好みに合ったものを下記の特徴を踏まえて選ぼう。
・さっぱりタイプの化粧水の特徴
さっぱりタイプの化粧水は、肌に潤いを与えて乾燥を防ぐ効果(肌を引き締め、べたつきを抑える効果)に期待できる。保湿成分であるグリセリンの含有量が少なく設定されていることが多いため、さっぱりとした軽いつけ心地に。さっぱりタイプの化粧水の中にはアルコールを配合して清涼感を持たせたもの・油分や保湿成分を抑えたものも。保湿力が高いトロみのある化粧水よりも水分が蒸発しやすい側面もあるが、肌なじみがよく、さらにこのタイプは大容量の製品が多いのも高ポイント。バシャバシャと使えるため、肌を引き締めるコットンパックや身体にも使用可能だ。
主な成分:BG、グリセリン、プロパンジール、DPG、エタノール
これらの成分はしっとりタイプにも含まれていることが多い成分だが、さらさらタイプにはトロみ成分が含まれていない nature 非常に配合量が少なく、上記成分+植物エキスのような商品が多め。
・しっとりタイプの化粧水の特徴
しっとりタイプの化粧水は肌の内側に潤いを与える目的で、ヒアルロン酸やグリセリン、コラーゲンなどの成分が配合されているものが多い。保湿力がより高く、肌をしっとりとさせる効果に優れているのが特徴だ。夏はさっぱりタイプがおすすめだが、乾燥しやすい冬はこういったしっとりタイプの化粧水が重点的に保湿するのに向いている。
主な成分:グリセリン、ヒアルロン酸Na、シロキクラゲ多糖体、キサンタンガム、アルギン酸Na
さっぱりタイプの化粧水がおすすめなのはこんな肌質の人
・混合肌(部位によって乾燥肌と脂性肌が混在している肌)〜オイリー肌
・バシャバシャ使いたい
・顔だけでなく身体にも使いたい
・スキンケア後に肌がペタペタするのが苦手
・しっとりタイプの化粧水を使うとニキビが出来る方、荒れてしまう方
さっぱりした化粧水の後も乳液などは必要?
化粧水は付けただけではすぐに水分が蒸発してしまう上、肌表面の水分が蒸発する際に内部の水分まで一緒に出ていってしまう「過乾燥」を引き起こすこともあるため、乳液でカバーすることが必須。特にさっぱりタイプの化粧水は保湿力が控えめなものが多いため、しっかりとケアしよう。この過乾燥を引き起こすと、肌はどんどん乾燥してしまい、わずかな水分を守ろうとして、さらに皮脂分泌が過剰になり肌の悪循環が始まってしまう。
さっぱりタイプの化粧水の選び方
化粧水と乳液それぞれバラバラに気に入ったものを使うのももちろん問題ないが、より効果的に使うなら同じ製品で揃えた「ライン使い」がおすすめだ。化粧品はもともと別々で使用して良い処方で作られてはいるものの、基礎化粧品を複数展開しているブランドはアイテム同士の相性も考慮して商品開発をしているため、ライン使いをすることでより効率的に成分を摂取できるメリットがある。ただし、肌質などによってはライン使いだと肌に合わない、といった悩みが出る可能性も否定できない。大前提としては、自分に合うアイテムでケアすることが大切だ。また、基礎化粧品の中でも、美容液やクリームのように「美白」や「バリア機能向上」に関する有効成分は通常の保湿化粧品には含まれていないことが多く、含まれていても美容液と比べると配合量が少ないのが一般的。そのため、スキンケアの基本となる化粧水と乳液は「ライン使い」、その他のケアアイテムは肌の悩みにフォーカスして自分なりにアレンジするなど、独自の完成形を目指して製品選びをしてみてほしい。
続いては、おすすめのさっぱり系化粧水を紹介!
おすすめのさっぱり化粧水①カネボウ スキン ハーモナイザー
肌に優しい製品作りを中心に、幅広い美容製品を提案する「KANEBO(カネボウ)」から2024年3月に新登場した化粧水を紹介する。「闘う化粧水」のキャッチコピーというだけあり、乾燥や肌あれの元である悪玉化する皮脂を持続的にトラップする優れもの。肌の潤いを保つ肌のバリア機能の働きから着想を得た化粧水。また、水層:油層=98:2のバランス比率で、さっぱりしたテクスチャーにも関わらずしっかり肌に浸透+保湿を実現。3月に登場したばかりのアイテムだが、数々のベストコスメを受賞している今勢いのある化粧水だ。
おすすめのさっぱり化粧水②アヌア ドクダミ 77スージングトナー
スキンケア好き界隈を中心にじわじわと話題を集めている、天然由来成分を使用したスキンケアブランド「Anua(アヌア)」のドクダミラインの化粧水をご紹介。どくだみは、民間薬として使われるほど抗炎症効果が期待でき、自然派にこだわる人にはとくにおすすめしたい成分。美肌効果のイメージがない方も少なくはないだろうが、ドクダミの配合量が多いほど抗炎症効果や鎮静効果が期待できる。弱酸性のため、油性肌兼敏感肌の方も気兼ねなく使えるところも高ポイントだ。また大容量ながら、比較的手を伸ばしやすい価格なのもありがたい。
おすすめのさっぱり化粧水③イプサ ザ・タイムR アクア
ベストセラー化粧水として確固たる地位を確立しているイプサの名品「ザ・タイムR アクア」をピックアップ。こちらの化粧水はアセチル化ヒアルロン酸などが入っており、角層への水分補給を高め、水分が逃げにくくなっているのが特徴。それゆえ、使い心地はサッパリしているのに、肌はモチッと仕上がる。油分フリーでベタつかないので、脂性肌の男性も使いやすいはず。
おすすめのさっぱり化粧水④アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル
先進の技術革新と本物志向で生み出された独創的で高品質な化粧品ブランド「アルビオン」。このアイテムは「スキコン」と略されることも多く、長年愛される名品だ。季節や環境の変化でコンディションをくずしがちな肌をすこやかに整え、肌あれ、乾燥を防ぐ。加えて、うるおい成分として国産のハトムギの品種「北のはと」から抽出した、「ハトムギエキス(ヨクイニンエキス)」と「ハトムギオイル(油溶性ヨクイニンエキス)」を配合。さっぱりとしたテクスチャーでありながら、肌に密着し、保湿力も実感できる薬用化粧水。スーッとするエタノール成分が配合されており、爽快感あふれる化粧水を探している方にピッタリだ。
おすすめのさっぱり化粧水⑤THREE(スリー) バランシングステム ローション
肌に優しい使い心地と、シンプルで洗練されたデザインを提案しているスキンケアブランド「THREE(スリー)」からは皮脂が多い肌にも即浸透してくれるハイスペックな化粧水をピックアップ。水性ながら皮脂との親和性が高い保湿成分が、ローションと皮脂しっかり繋ぐ役割を果たす。オイリー肌でも、皮脂に弾かれることなく肌と一体化するような高い肌なじみを実現している。すっきりとした爽快感とほのかな甘さを秘めた、グリーンハーバルな天然ブレンド精油の香調で、スキンケアをしながらリラックス効果も得られる一石二鳥な化粧水。