上質な革靴を長きにわたり大切に履いていくのに必要な道具といえば「シューキーパー(シューツリー)」だ。それぞれの革靴ごとに適したシューキーパーが存在するため、正しい選び方などのポイントはしっかりとおさえておきたい。今回は、シューキーパーの選び方から正しい使い方まで紹介!
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革靴メンテナンスにおいてシューキーパーの果たす役割とは?
シューキーパーを選んだり、正しい使い方をする際に重要となってくる「シューキーパーの役割」を紹介!
シューキーパーの役割①「革靴の形状維持」
シューキーパーの一番重要な役割は「革靴の形状維持」だ。シューキーパーの存在価値の7割以上をこの機能が占めていると言っても過言ではない。シューキーパーを使うことによって革靴のアッパーに入りがちなシワを伸ばして、長期に渡って美しい状態を保つことが可能だ。
シューキーパーの役割②「乾燥・調湿」
つづいて、シューキーパーの果たす重要な役割として「乾燥・調湿」が挙げられる。足裏といえば、身体の中で汗腺が多い部位。そんな部位を革が覆えば、自然と蒸れが気になってくる。革素材は湿気に弱いため、いかに乾燥させるかがメンテナンスにおいて重要なファクターになってくるだろう。もちろん、乾燥させればさせるだけ良いという訳ではない。天然素材の革を乾燥させすぎるとひび割れなどが生じる恐れがあるので注意が必要だ。同じく天然素材の木製シューキーパーであれば、革靴を乾燥させすぎることなく適度な湿度状態に調整してくれる。
シューキーパーの役割③「脱臭・殺菌」
革靴内部は雑菌が繁殖しやすくイヤな臭いを発生させがち。脱臭効果・殺菌効果を持つシューキーパーを選ぶことでイヤな臭いを回避することが可能だ。天然素材のシューツリーには、消臭・殺菌効果があるものも存在する。
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