2024秋冬アウターの本命!ウールリッチ「ブラックレーベル」は、どう着こなすのが正解か?

2024秋冬アウターの本命!ウールリッチ「ブラックレーベル」は、どう着こなすのが正解か?

ラルフローレンやJ.クルーなど、アメリカブランドの名門を渡り歩いてきたデザイナーのトッド・スナイダー氏。テーラードからヴィンテージまで造詣が深い彼が、2024年秋冬より新たに手がけるのが、ウールリッチ「ブラックレーベル」だ。今回その初コレクションの注目アウターの着こなしを、魅力の解説と共にお届けする。

ウールリッチ「ブラックレーベル」は、古き良きを継承しつつもNOWなアメカジだ

90年代ストリートや90年代アメカジがリバイバルした昨今。たしかにアメカジには普遍的な魅力を備えるアイテムが多く、いつの時代も着続けたくなる。しかし、単に古き良きに固執すると、今の時代感とギャップが出てくるのも事実。アメカジの本質的な魅力を備えつつも、アップデートされていることが理想だ。それを見事に体現しているのがウールリッチ「ブラックレーベル」。

ヘリテージとテクニカルという、2つのラインから成る同コレクション。アークティックパーカやバッファローチェックのようなウールリッチにおけるヘリテージなアイコンをラインナップしつつ、素材やシルエットをアップデート。アメカジをベースにしながらも、エレガントさやモード感さえ滲ませるアイテムを生み出した。

今回はそんなウールリッチ「ブラックレーベル」象徴する4着のアウターにフォーカス。古き良きを継承しつつNOWにアップデートされたアウターの着こなし方を、NovogasShopsに直接届いたトッド・スナイダー氏のコメントと共に解説していく。

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ウールリッチ「ブラックレーベル」最旬コーデ①アウトドアなバッファローチェックをモードに着こなす

アウトドア系アメカジを象徴する柄といえば、バッファローチェック。同チェック柄は、1850年にウールリッチが生み出したとされている。ウールやコットンのネルシャツなどで織りによって表現されるお馴染みのチェック柄だが、テクニカルラインで展開するバッファローチェックショートパーカにおいては、ナイロンへのプリントでバッファローチェック柄が表現されている。

トッド・スナイダー
伝統として深く根付いているものを、どうやって覆すか。ブランドを象徴するバッファローチェック柄を新しい素材で表現することは、ブラックレーベルが目指す姿そのものです。それこそが、ウールリッチの未来そのものなのです。

プリントという新たな表現を採用しつつも、ナイロンの光沢を抑え、さらによく見れば綾目を緻密に再現することで、一見すると織り地のように見せている。そんなヘリテージにしてテクニカルなアウターは、もちろんデニムと合わせて古き良きアメカジを楽しめるが、一方でクリース入りのスラックスともマッチ。シャツやニットなどと共にブラックでまとめた、都会的なコーデも楽しめてしまうのだ。

ウールリッチのダウン29万7000円(ウールリッチ 二子玉川店 03-6431-0150)、マルセル ラサンスのシャツ4万1800円(シップス インフォメーションセンター 0120-444-099)、タンジェネットのタートルカットソー1万6500円(タンジェネット https://tangenet.com)、ユーゲンのパンツ4万6200円(イデアス 03-6869-4279)、ホカのスニーカー3万3000円(デッカーズジャパン 0120-710-844)、アイヴァンのサングラス4万8400円(アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972)

ウールリッチ「ブラックレーベル」最旬コーデ②タフなウールジャケットをクリーンに着こなす

ハリのある厚手のウールメルトンが、ハンティングジャケットのようなタフさを匂わせるテクニカルラインのリフレクティブクロップドシャツジャケット。大型のフラップ付きポケットも相まって、実に古き良きアメカジな雰囲気を楽しませる。しかし、これもバッファローチェックと同様に、それだけでは終わらない。

なんとウールメルトンに光をかざすと、内部に織り込まれたリフレクティブ素材が反射するのだ。ウールのほっこりした雰囲気に、リフレクティブ素材のテクニカル感がスタイリッシュな雰囲気を注入。その両立が、着こなしの幅を広げてくれる。

トッド・スナイダー
シルエットやディテールはクラシックですが、リフレクティブ素材を組み合わせることでコンテンポラリーな魅力を備える1着に。とはいえ、いかにもテクニカルな顔つきではなく、本格的なアウトドアウェア愛好家からも支持される仕上がりになっていると思います。

その絶妙なバランスは、ハイゲージのタートルネックニットに白パンツ、そして柄スカーフというエレガントなコーディネートも許容。そんな着こなしで女性からの好感度を得た暁には、ダウンライトで照らされるバーへ。リフレクティブ素材の魅力が、一層輝くはずだ。

ウールリッチのブルゾン14万7400円(ウールリッチ 二子玉川店 03-6431-0150)、バルバ ナポリのニット4万2900円(コロネット 03-5216-6521)、デヴォレ インチピットのパンツ3万5200円(シップス インフォメーションセンター 0120-444-099)、ヴィンセンツォ ミオッツァのスカーフ1万9800円(真下商事 03-6412-7081)、ジラールペルゴの時計261万8000円(ソーウインド ジャパン 03-5211-1791)

ウールリッチ「ブラックレーベル」最旬コーデ③牧歌的カウチンニットを知的に着こなす

「自分たちが越えられない本物があるなら、そのブランドと共作しよう」という姿勢で、これまで多くのコラボレーションを成功させているトッド・スナイダー氏。それはある意味、デザインやプロダクトの優れた点を見抜ける氏だからこそと言える。今回のウールリッチ「ブラックレーベル」においても、その片鱗を覗かせる。

1979年に創業したカウチンニットの老舗カナタ。極太番手のヴァージンウールを編み込んだカウチンニットは、アメリカ北部の伝統的かつ牧歌的な風景を想起させる。

トッド・スナイダー
目指したのは親しみやすさ。オリジナル・アメリカン・アウトドア・ブランドとしてのウールリッチの歴史に敬意を表した1着です。アーカイブを彷彿とさせるデザインにして、ディテールはモダン。クラフツマンシップやレガシーを受け継ぐことも、また未来への挑戦なのです。

ウールルッチのニット21万1200円(ウールリッチ 二子玉川店 03-6431-0150)、ジーニック × シップスのGジャン4万2900円、エリコ フォルミコラのシャツ3万8500円、トムソン × シップスのパンツ2万3100円(以上シップス インフォメーションセンター 0120-444-099)、ヴィンセンツォ ミオッツァのスカーフ1万9800円(真下商事 03-6412-7081)、アイヴァンのメガネ4万700円(アイヴァン 東京ギャラリー 03-3409-1972)

デニムジャケットの上から羽織った姿は、いわばアメカジにおける王道の着こなし。しかし、インナーにはスウェットではなくバンドカラーのシャツを。そして首元には柄スカーフを差し、デミ柄のメガネを合わせたその姿は、カントリーな雰囲気の中にもインテリジェンスを感じさせる都会のオトコの姿だ。

ウールリッチ「ブラックレーベル」最旬コーデ④テック感と自然美が共存したベストをスポーティに着こなす

テクニカルラインからリリースされたナイロンベスト。光沢感のあるその姿は、まさにテック感に溢れる。しかし、そこに描かれる柄がなんたるかを知れば、印象は一変するだろう。ウールリッチのコレクションにおいて、兼ねてより採用されてきたバーチカモ。ウールリッチの創業地であるペンシルバニア州で多く見られる白樺をモチーフにしたものだが、今回のナイロンベストに描かれているのがそれだ。

↑2024年1月9日に開催されたピッティウオモ 105のランウェイでのディテールカット

まるで抽象画のように表現された同モチーフは、ドリップ染めという技法によるもの。その独特なグラデーションは、モチーフこそ自然美に着想を得るが、近未来的な印象も相まる。

トッド・スナイダー
伝統的なモチーフを、現代的な技術によって表現する。アウトドアでありながら洗練さをまとったこのベストは、時代を超越した美学の融合と言えます。そこから新しいものが生まれてくるのです。

そんなベストをモノトーンでまとめたアーバンスポーティスタイルで。スポーティでありながら、都会の街並みに溶け込む洗練さを両立する着こなしに。そして、ドリップ染めによるバーチカモが、伝統的なアメリカンアウトドアをさりげなく匂わせてくれる。

ウールリッチのダウンベスト20万1300円、ジップスウェット4万5100円、キャップ1万9800円(ウールリッチ 二子玉川店 03-6431-0150)、ジャブスアルキヴィオのパンツ4万4000円(エフイーエヌ 03-3498-1642)

日本で先行発売決定!ウールリッチ「ブラックレーベル」は伊勢丹新宿店メンズ館 POP-UPでチェック!

ウールリッチ「ブラックレーベル」は、限られた国・店舗でのみリリースされる。そんな希少なコレクションが一挙に集い、各国よりもいち早く先行して販売されるPOP-UPが伊勢丹新宿店メンズ館 1 階 ザ・ステージにて開催。期間は2024年9月25日(水)~10月1日(火)の1週間のみで、ご購入者先着でWOOLRICH BLACK LABEL スペシャル ノベルティがプレゼントされる。さらに、9/25(水)は本POP-UPに合わせて来日するトッド・スナイダー氏も店頭にいる予定。気になる方はぜひこの機会に足を運んでみてはいかがだろうか。

<伊勢丹新宿店メンズ館 POP-UP 詳細情報>
会場:伊勢丹新宿店メンズ館 1 階ザ・ステージ
期間:2024年9月25日(水)~10月1日(火)
特典:ご購入者先着で WOOLRICH BLACK LABEL スペシャル ノベルティをプレゼント(ギフトが無くなり次第終了)

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