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トッド・スナイダー氏に聞く!【デザインのこだわりと今後の展望、そして日本の好きなところ】

トッド・スナイダー氏に聞く!【デザインのこだわりと今後の展望、そして日本の好きなところ】

ウールリッチ ブラックレーベルのローンチに合わせて来日したトッド・スナイダー氏に直接インタビュー!限られた時間のなかで、初のお披露目となるウールリッチ ブラックレーベルの魅力、そしてアンケートでNovogasShops読者に募集した質問に回答いただいた。

トッド・スナイダー氏が語る!ウールリッチ ブラックレーベルの見どころは?

トッド・スナイダー氏は、クラシックなアメリカンスタイルを現代的に再解釈することに長けたデザイナーとして知られている。今回のコレクションでは「手掛けるすべてのものにおいて、伝統に敬意を払いつつも、それを今の時代にふさわしい形でアップデートすることに力を注いだ」と語った。

↑伊勢丹新宿店メンズ館にて行われたPOP UPの様子

トッド・スナイダー
今回のコレクションでは、ウールリッチのヘリテージを受け継ぎながらも、タイムレスかつ洗練された現代的なスタイルに仕上げることを心掛けました。例えば、ロゴデザインはペンシルバニアに建てられていたウールリッチの工場のロゴからインスピレーションを得て新しくデザインしています。力強さを打ち出すために、実は元の骨太なロゴデザインを活かしながら細かくアップデートして仕上げているんです。

新しいブランドロゴの下には、ウールリッチがオフィスを構える都市の「MILAN」「TOKYO」「NEW YORK」を配置。この並びで頭文字を取ると「マウンテン」になるのもトッド・スナイダー氏ならではのこだわりだという。

トッド・スナイダー
ウールリッチは、クラシックなアメリカの老舗ブランドというイメージを超えて、ミラノや東京、ニューヨークといったファッション主要都市でさらに影響力を持つべきと考えています。特に、各都市で異なるファッション観を反映しながらブランドのアイデンティティを強化し、クラシックなアメリカンスタイルを超えたグローバルなブランド展開を推進しようと考えています。

クラシックなデザインを残しながら、トレンドやラグジュアリーな要素を加える

トッド・スナイダー
ウールリッチ ブラックレーベルでは、「ヘリテージ」「モダン」「ラグジュアリー」「テクノロジー」「ストリート」の5つの要素を融合させることを重視しました。特に時代を超えて愛されるクラシックなデザインを残しながら、現代のトレンドやラグジュアリーな要素をプラスすることにこだわっています。

コレクションでは、狩猟ウェアで使われてきた赤黒のバッファローチェックをナイロン素材にプリントして現代的に表現するなど、従来のウールリッチらしさとトッド・スナイダー氏のモダンな感性が見事に融合している。

今後はアツいコラボレーションが実現する可能性も!?

「自分たちが越えられない本物があるなら、そのブランドと共作しよう」という姿勢で、自身の名を冠したブランドでは、これまでトリッカーズやGショック、チャンピオンなどの名だたるブランドと多くのコラボレーションを成功させているトッド・スナイダー氏。今後ウールリッチ ブラックレーベルでも、業界を賑わすようなコラボレーションが展開される可能性も!?

トッド・スナイダー
今後、具体的にどのようなコラボレーションをするかは言えませんが、ウールリッチのコレクションでコラボレーションを行い、ファッションと文化を融合させたアイテムを展開したいと考えています。

今回お披露目されたウールリッチ ブラックレーベルのコレクションでは、高級メゾンでも使用されている世界最高峰の生地メーカー「LYRIA」の生地を使用したアウターや、1979年に創業したカウチンニットの老舗「Kanata」のニットなど、トッド・スナイダー氏のコネクションがあってこそ実現したアイテムが展開されていた。

トッド・スナイダー
ウールリッチは、これまで名だたるブランドに生地を提供していた歴史があります。実は私がラルフローレンに勤めていた頃、ウールリッチから生地を仕入れていました。だからこそ、ウールリッチのコレクションに使用する生地は、一切の妥協を許しません。私のキャリアで得たコネクションを最大限に活用し、伝統的な素材を現代的かつラグジュアリーに昇華しました。

NovogasShops読者の質問に回答!トッド・スナイダー氏の日本の好きなところは?

トッド・スナイダー
私は日本の影響を大きく受けています。例えば、ファッションブランドならコム・デ・ギャルソンやジュンヤ・ワタナベなど、アーティストならノグチ・イサム。日本のファッションは独自の哲学と細やかな部分までこだわり抜く美意識の高さが魅力的で好きなところです。特にクラシックなスタイルを継承しつつも個性的にアレンジするファッションシーンは素晴らしい。日本に来たら、アメリカのヴィンテージを日本で探すことも多いです。

トッド・スナイダー氏が日本でお気に入りの場所は、原宿のBerBerJin、中目黒のJANTIQUES、代官山の蔦屋書店。今回の来日では、去年にオープンしたウールリッチ アウトドアレーベルの旗艦店も訪れ、日本の感性が反映されたハイクオリティな空間に衝撃を受けたという。

トッド・スナイダー氏がイマお気に入りのアイテムは?

トッド・スナイダー
いま一番気に入っているのは、街での利用にもハイキングやキャンプでの使用にも対応できるウールリッチ ブラックレーベルのバッグ。アメリカ産のX-PAC生地を使っていて、生産はイタリアで行い、新しい感性を一つのバッグに落とし込みました。
因みにこれは、僕が伊勢丹のPOP-UPで買ったんだよね。

トッド・スナイダー
個人的に「こだわりと個性が感じられるもの」が好きで、他には自分でカスタムしたトヨタランドクルーザーや、妻の誕生年と同じ1976年製のオメガスピードマスターもお気に入りです。

トッド・スナイダー氏がカスタムしたランドクルーザーは、エンジンを4ランナーに載せ替え、外観はヴィンテージのポルシェに見られるスレートブルーに塗装。さらに内装のシートはレッドウィングに特注したレザーを採用するなど、細部にわたるデザインへのこだわりを感じさせる。

最後に、インタビュー時のトッド・スナイダー氏のスナップを紹介!スエードジャケットに淡いブルーのリペアされたジーンズを合わせた大人の余裕を感じるアメカジらしい着こなしが◎

WOOLRICH BLACK LABELは期間限定のPOP-UP STOREでチェック!

ウールリッチ ブラックレーベルのコレクションは、公式オンラインストア、ウールリッチ二子玉川店、心斎橋店、伊勢丹新宿店、または期間限定で開催されるPOP-UP STOREでのみゲットできる。気になる方はぜひ最寄りの取扱のある公式ストアか、下記ポップアップ期間中に足を運んでみてはいかがだろうか。

阪急メンズ大阪 POP-UP
住所:〒530-0017 大阪府大阪市北区角田町7−10 1階
期間:11月6日(水)~11月12日(火)

GINZA SIX
住所:〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10−1 4階
11月13日(水)~12月10日(火)

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