SANDERS(サンダース)は、高い品質のアイテムをリーズナブルに提供する、ロイヤルワラント(英国王室御用達)を受けたイギリス生まれのシューメーカーだ。そんなサンダースに日本限定のコレクションがあるのをご存知だろうか?今回は、サンダースの日本限定ライン「ミリタリーコレクション」の定番アイテムである「ミリタリーダービーシューズ」の魅力について紹介!
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エリザベス女王からも寵愛される英国屈指の老舗革靴ブランド「SANDERS(サンダース)」
サンダースは1873年にウィリアム・サンダースとトーマス・サンダースの兄弟によって、英国ノーザンプトン州のラシュデンに設立された、約150年の歴史を持つ老舗シューメーカー。サンダースはロイヤルワラント(英国王室御用達)を授与されているだけでなく、エリザベス女王のクラウンを製品に刻印することを許されている数少ないブランドでもある。ギーブス&ホークスやマルセルラサンス、A.P.C.、ラルフローレンなどのファッションブランドへのOEM生産のほか、イギリス国防総省(MOD)で履かれるユニフォームシューズの多くもサンダースが生産・供給している、オフィシャルサプライヤーだ。もちろんイギリス国内のみならず、サンダースの靴は30以上の国で愛されており、日本にも2006年に本格上陸を果たした。
サンダースがリーズナブルな価格を実現できるワケ
約150年続く、伝統的で実力のあるノーザンプトンブランドのクオリティの革靴を日本で購入しようとすると、多くのブランドではサンダースの靴の2倍近い値段になる。素材や職人の工賃、運搬費や関税などを考えると納得の価格設定ではあるが、サンダースが他のイギリスシューズブランドに比べて、安価な価格設定ができるのは素材の品質を下げているわけでも、不当な価格で職人を囲っているわけでもない。
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サンダースだからこそ実現できる価格設定のワケは、先述のイギリス国防総省に向けたモノ作りを行っていることが大きな要因だ。ファクトリーの生産ラインの半分近い割合は、イギリス国防総省用の靴の生産が占めている。さらに、サンダースお抱えの職人は100人近くの大所帯。年間を通して閑散期といえる時期がなく、官公品の圧倒的な物量をさばける高い技術の職人が多く、安定した生産ができる環境がが整っているからこそ、他のブランドとも遜色ない素材や品質を持ってしても、コストを抑えること可能なのだ。日本のメディアでも「英国靴の良心」と呼ばれ、そのコストパフォーマンスの高さから、高級靴や革靴好きのメンズユーザーだけではなく、若い世代やレディースシューズの人気も年々高まっており、初めての本格靴に選ぶのにもふさわしいブランドだ。
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