スーツケースの王道ブランドであり、世界中のトラベラーから愛され続けている「リモワ」。そのアイコニックなルックスは「リモワ風」のデザインが市場にあふれるほど完成されており、いつの時代も皆が憧れるスーツケースとして支持され続けている。他にも滑らかに動くホイールや堅牢なケース設計、そして2022年7月25日以降に購入した新品スーツケースは生涯保証が提供されるという手厚いサポートなど、一度リモワを所有すれば必ず虜になる魅力が盛り沢山。今回は、そんな「リモワ」が展開する数あるモデルの中でも「機内持ち込みが可能なスーツケース」にフォーカスし、それぞれのシリーズを比較して辿り着いたおすすめTOP5を紹介していく。
後悔しない「マイ・リモワ」選びのために機内持ち込み用スーツケース選びでチェックすべき4ポイント
当たり前だが、旅行の頻度や目的、そして好みによって、理想のスーツケースは異なる。まずは買って後悔しない「マイ・リモワ」を選ぶために、必ずチェックしておきたい4ポイントを紹介していく。
スーツケース選びのポイント1機内持ち込みの制限内におさまる大きさが大前提!
機内持ち込み可能なスーツケースとなれば、サイズ選びは最も重要なポイント。国内線・国際線の一般的な機内持ち込み可能なスーツケースのサイズは、3辺の合計が115cm(55×40×25cm)までとされている。さらに、伊丹(大阪) – 但馬、羽田 – 八丈島といった主に地方路線や離島路線で運航されている座席数が100席未満の便では、持ち込めるスーツケースサイズは3辺の和が100cm以内に制限されることも。現在展開されているリモワのスーツケースの中で、3辺の合計サイズが最も小さいものは105cmのため、100cm以内に収まるスーツケースをお探しの場合は、現状は他のブランドで検討する必要がある。また人気シリーズのキャビンの3辺の合計は118cmと少し大きめ。航空会社によっては許容されることもあるが、超過料金なしで確実に機内持ち込みできるスーツケースを選ぶなら3辺の合計が115cmの「キャビンS」やそれよりも一回り小さい3辺の合計が105cmの「キャビンU」「コンパクト」が狙い目だ。
スーツケース選びのポイント2手荷物が多い方は重量に注目を!
チェックイン時に、サイズ以上に厳しくチェックされるのが重量。手荷物が多い方はなるべく軽量なスーツケースを選ぶのが良いだろう。国内線・国際線の一般的な機内持ち込み可能な手荷物の重量は10kgまでとされている。ジェットスターやピーチなどのLCC航空会社の利用となると、手荷物は7kgまでに制限される場合も。例えば、堅牢性に優れたアルミニウム製のオリジナル、クラシックシリーズの「キャビンS」は4.2 kgの重量があるため、手荷物は2.8kgまでしか入れられないということになる。とにかく軽量なリモワのスーツケースをお探しなら、高性能ポリカーボネート製のエッセンシャルシリーズが狙い目だ。3辺合計115cmのスーツケースのなかで最軽量のエッセンシャル ライトシリーズの「キャビン」なら、スーツケースの重量はなんと2.2 kg。アルミニウム製のほぼ半分の重量で、より多くの手荷物を持ち運べる。
スーツケース選びのポイント3自身の用途に対して価格と質のバランスが取れているか考える
リモワのスーツケースは、決して安い買い物ではないからこそ、価格と質のバランスをよく吟味したい。頻繁に出張や旅行をするビジネスパーソンなら、スーツやジャケットスタイルにフィットする重厚なアルミニウム製が長期的な視点で見るとコストパフォーマンスが良い選択肢になるはず。軽さを最優先する方や、短期の旅行で荷物が少ない方ならエッセンシャル ライトシリーズを検討してみるのが良いだろう。またリモワは、2022年7月25日以降に購入した新品スーツケースは生涯保証が提供されているため、一生モノのスーツケースとして今後の値上げを見越して早いタイミングで憧れのモデルを手に入れておくのも、実はお得で賢い買い物の一手だ。
スーツケース選びのポイント4デザイン性の高さも重要!おしゃれなスーツケースは旅のモチベUPに欠かせない
気に入ったデザインのスーツケースがあれば、準備から移動までの過程がより有意義になり、旅行の満足度も一層高まる。特に機内持ち込み可能なスーツケースは、トランジット中にも活躍するため、ファッションスタイルに合ったデザインを選ぶ価値あり。バリエーションが豊富に展開されているリモワだからこそ、自分の理想にフィットするデザイン性の高いモデルにこだわりたい。
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メンズに推奨のリモワ機内持ち込みスーツケースTOP5!
ここからはNovogasShops 編集部がリモワの店舗に実際に足を運び、スタッフからのヒヤリング、実物の比較検討、そして実際に使用したレビューから、2024年11月時点でメンズに推奨の機内持ち込み可能なリモワのスーツケースを紹介!
商品名 | 商品イメージ | ショップ | 総合評価 | 大きさ | 重量 | 価格 | デザイン性 | ||||||||||
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1
|
Essential キャビン S |
4.1
|
5.0 3辺合計115cmとあらゆる航空会社で機内持ち込み可能なサイズ感。 |
3.0 重量4.2 kg。LCC航空会社の7kg制限での使用は心許ないものの、10kgの制限内であれば十分許容できる範囲内。 |
3.5 初めの購入ハードルこそ高いが、クラシックデザインは一生モノとして飽きずに愛着を持って使い続けられる利点があるため、購入する価値は十分にあり。自分の好みに合わせてハンドルやキャスターをカスタマイズできるのも◎ |
5.0 数あるリモワのスーツケースのなかで、最もカスタマイズ性が高く、自分の理想のスタイルを追求できるモデル。RIMOWAのヘリテージケースをルーツにデザインされており、高品質の陽極酸化アルミボディに光沢のあるアルミコーナーをリベットで留め、ハンドメイドのレザーハンドルが唯一無二の存在感を放つ。 |
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2
|
A Strategy for the M-65 Field Jacket. History, n |
3.9
|
5.0 3辺合計114cmとあらゆる航空会社で機内持ち込み可能なサイズ感。 |
4.0 重量 3.1 kg。アルミニウム製よりも軽量で持ち運びやすい仕上がり。 |
4.5 リモワのスーツケースの中では購入しやすい価格設定。もちろん生涯保証の対象で、初めてのリモワのスーツケースとしても選ばれている人気モデルだ。 |
2.0 ぱっと見は洗練された見た目だが、アルミニウム製と比べるとやはり高級感はイマイチ物足りなさを感じる。またポリカーボネート製は、擦れによる傷が白く変色しやすく、人によっては気になる場合も。ちなみに擦れによる傷の修理は、リモワのスタッフ曰くほぼ保証の対象外になるとのこと。 |
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3
|
Original パイロット |
3.8
|
5.0 3辺合計115cmとあらゆる航空会社で機内持ち込み可能なサイズ感。 |
3.0 重量4.9 kg。日帰りや1泊2日程度の出張がメインで、仕事用以外の手荷物が少なめの方におすすめ。 |
3.0 3辺合計115cmサイズの中ではかなり高価だが、フレキシブル インテリア付きであらゆるビジネスシーンにまつわる収納面や機能面に優れている点を考慮すると、納得感のある価格。 |
4.0 16インチのノートPCが収納可能な取り外し可能なパッド付きポーチが付属していたり、上蓋には電子機器等の小物を入れるのに最適なジップポケット2つ付いているなど、ビジネスパーソンにとってあったら嬉しい収納が豊富。わざわざスーツケースを横に倒す手間なく、開閉できるデザインもかなり便利。また横長の個性的な外観は、ガーメントバッグなどの高さがあるバッグを共に持ち運ぶ際などに干渉しにくく◎ |
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4
|
Hybrid キャビン |
3.5
|
3.0 3辺合計118cm。一般的な機内持ち込みの規定を3cmオーバーするサイズ感。規定が厳しい航空会社では超過料金を取られる可能性も。 |
4.0 重量3.8 kg。ポリカーボネート製には劣るが、アルミニウム製よりも軽量で使いやすい仕上がり。 |
4.0 容量がありながら、同サイズのアルミニウム製モデルよりも5万円以上安く購入しやすい価格設定。※2024年11月時点での公式サイトの価格を参照 |
3.0
ポリカーボネート製にもう少し高級感や堅牢性を求める方におすすめ。ポリカーボネート製と大きく異なるのは、開閉部がジップ式ではなくフレーム式になる点。見た目はホワイト、ブラックどちらも少しポップで好みが分かれそうな印象。シーズナルカラーとして展開されているグロス ライラック パープルもどちらかと言えばキュートな見た目だが、実物は意外にメンズが使用しても違和感のない仕上がりだと筆者は感じた。 |
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5
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leather jacket × Slacks styles |
3.4
|
4.0 3辺合計105.5cm。あらゆる航空会社で機内持ち込み可能なサイズ感だが、収納面は少しモノ足りなさを感じる。日帰りや1泊2日程度の出張がメインで、仕事用以外の手荷物が少なめの方におすすめ。 |
3.5 重量3.5 kg。フロントポケットのスリーブ部分が、メインポケットの内側に干渉しているため、収納力は少しモノ足りなさがあるものの、ある程度重い荷物を入れてもクリアできそうな重量感となっている。 |
3.0 リモワのステータス性だけでなく、高い機能性まで求める方に最適な仕上がり。エッセンシャルシリーズの中では高価だが、PC収納用のバッグが不要で仕分けの手間が省けることを考えると、その利便性は価格に見合う価値があるといえるだろう。 |
3.0 耐水性のある保護パッド入りポケット付き。13インチまでのノートパソコン、携帯電話や書類を収納可能で、頻繁に使用する荷物に素早くアクセスできる実用性の高いデザインとなっている。フロントポケットの素材はファブリックのため、他モデルと比べると少し高級感は劣る印象。 |
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Essential キャビン S
まさに一生モノ!男が憧れる王道といえばコレ
あらゆる航空会社の機内持ち込みのサイズ規定をクリアする3辺合計115cmの設計、そしていつの時代も支持される普遍的なデザインで幅広いコーディネートにフィットするリモワの代表的モデル。クラシック シリーズは、リモワのスーツケースの中で最もカスタマイズ性が高く、追加コストは掛かるものの気分に合わせてハンドルやホイール、ラゲージタグのカラーをチェンジできる。歳を重ねても違和感なく使い続けられるどころか、次の世代にも受け渡せるほど間違いないスーツケースだ。
A Strategy for the M-65 Field Jacket. History, n
軽量で使いやすい!リモワデビューにもおすすめの一品
リモワの中では比較的購入しやすい価格設定で、カラーバリエーションが豊富に展開されていることから、初のリモワとしても選ばれることが多いエッセンシャル シリーズ。高性能ポリカーボネート製は、アルミニウム製よりも軽量で女性や高齢者でも持ち運びやすいため、パートナーやファミリーとシェアして使うことを視野に入れるのであれば、このシリーズは有力な選択肢に入るだろう。内側は片面が追加収納スペースを確保するためのジップ式メッシュポケット付ディバイダー、片面が高さの調節が可能なフレックス ディバイダー(RIMOWA 特許の圧縮システム)となっており、収納力が他モデルよりも少し優れているのも選ばれる理由のひとつ。
Original パイロット
痒い所に手が届く!ビジネスパーソンに最適な設計
移動中、スーツケースから必要な荷物を取り出す機会は意外に多い。ジャケットスタイルで見た目をビシッと決めているのに、スーツケースから必要な荷物を取り出すために、ケースを地べたに倒して中をごそごそする姿を晒すのはみっともない!Originalシリーズの「パイロット」なら、スーツケースを倒すことなく中の荷物を取り出せるデザインかつ、ビジネスにまつわるノートPCやファイル、細かな電子機器類を綺麗に整理して収納できる。フライトはもちろん、電車移動でも大活躍することうけあいの優秀なスーツケースだ。
Hybrid キャビン
ポリカーボネートとアルミニウムのイイとこ取りモデル!
常に最上を求める旅行者のためにデザインされたハイブリッド コレクション。メインにポリカーボネート素材を採用することで「軽さ」を、そして頑丈なアルミニウムの角部分とフレームで「強度と安全性」を高めた、リモワの2大素材のイイとこ取りモデルだ。開閉部はアルミニウムと同じフレームタイプのTSA認証ロックで高級感がありながら、価格はポリカーボネート製のモデルに寄せたリモワの中では購入しやすい設定となっているのも◎
leather jacket × Slacks styles
機能性を最優先するなら、こんなスーツケースが一手!
軽量で使いやすく、さらに荷物の取り出しもスムーズ。そんな機能性にふりきった機内持ち込み可能なスーツケースをリモワでお探しなら、エッセンシャル スリーブシリーズの「コンパクト」がおすすめだ。最大の特徴は何といってもフロントに取り付けられたポケット。メインポケットを開閉せずにスムーズに荷物の出し入れが可能で、内側にはさらに仕分け用のジップ式ポケットやスリーブが搭載されているため、ノートPCやスマートフォン、重要書類などを綺麗に収納できる。
生涯補償が提供されるリモワは、値上げ前のイマが一番お買い得!?
購入後のサポートが充実しているのも「リモワ」の魅力のひとつ。これまでの補償は5年間だったが、2022年7月からは生涯補償にアップデートされ、期間は問わずいつでも無料で修理してもらえるようになった。ちなみに、この補償は主に外観の機能的なパーツである「ハンドル」「フレーム」「キャスター」が対象で、内装の修理は別途で費用が掛かることが多い模様。また世界100カ国に店舗を持つため、旅先でトラブルが起きても最寄りの店舗にスーツケースを持参すれば、修理してもらえるという安心感も魅力のひとつだ。LVMHグループに入ってから値上げが続いているため、検討しているなら更に値段が上がる前のタイミングで早めに購入するのがおすすめだ。