ミリタリーをルーツに持つグルカパンツ(グルカトラウザーズ)は、男らしさと上品さを兼ね備えた優れモノ。トップスをタックインした基本の着こなしで、プリーツのディテールやサイドのアジャスター、ゆったりとしたシルエットを際立たせれば、キレイめな印象と洒落感を引き上げてくれるアイテムだ。今回はそんな「グルカパンツ」にフォーカスし、着こなしのポイントと参考となる海外のメンズコーデ、定番ブランドのおすすめアイテムを紹介!
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ルーツはミリタリー。イタリアの洒落者たちも愛用するグルカパンツとは?
昨今のクラシック回帰によってサイドアジャスターが施されたベルトレスパンツが注目を集めるなか、ミリタリーをルーツに持つグルカパンツが人気を博している。グルカパンツとはグルカ兵というネパール人兵士が着用していたミリタリーパンツがルーツで、プリーツディテールや持ち出し式の幅広ベルトが特徴。ゆったりとしたシルエットも魅力の一つで、イマの気分にぴったりなパンツのひとつだ。世界中のバイヤーが集うメンズファッションの見本市ピッティウオモでも、グルカパンツを着こなしに取り入れた洒落者たちの姿が散見された。
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男らしさと上品さを両得!グルカパンツで大人のコロニアルスタイルを表現するのに最適
エレガントなスポーティスタイルの源流とされるコロニアルスタイルを表現するなら、男らしさと上品さを両得できるグルカパンツが有力な一手。 武骨なパンツに代表されるカーゴパンツやジーンズと比べて品の良い印象があるため、ジャケパン着こなしに合わせるのにもちょうど良い。とりわけこちらにピックアップした画像のようなブラックやネイビー、チャコールグレーなどダークカラーモデルなら、今っぽいアーバンコロニアルな着こなしも可能。
グルカパンツの着こなしポイント①トップスをタックインしてウエスト周りのデザインを際立たせる
シャツやTシャツ、ポロシャツなどグルカパンツに合わせる際は、裾をタックインしてグルカパンツならではのウエスト周りのデザインを際立たせるのが洒落者の常套手段。トップスの裾をアウトしてしまうとサイドアジャスターやプリーツが隠れてしまい、せっかくのグルカパンツの持ち味が際立ちにくくなってしまう。もしタックアウトで着こなす場合は、着丈が短めのトップスを選んで腰回りの装飾をみせるといった工夫を取り入れるのがおすすめだ。
グルカパンツの着こなしポイント②カーキやオリーブグリーンの色味でまとめ、ミリタリー由来の男らしさを強調
グルカパンツを取り入れたスタイリングの武骨さを強調するなら、カーキやオリーブグリーン、モカやキャメル、ベージュといったアースカラーでまとめるとイイ感じ。軍用パンツをルーツに持つアイテムだからこそ、カーキやベージュなどアースカラーがミリタリーを想起させ、より男らしさが強調される。
グルカパンツの着こなしポイント③白シャツとの合わせでキレイめに
クラシックなベルトレスパンツだからこそ、グルカパンツは白シャツとの合わせも見栄えが良く、キレイめなコロニアルスタイルを表現するにも◎ 昨今主流とされるワイドパンツやバギーデニムはフルレングスをクッションさせて動きのあるルーズなシルエットを作るのがセオリーだが、あくまでもキレイめな着こなしが基本のグルカパンツは、裾にタマリを作らないよう短めのレングスで足元をすっきり見せるのが定石だ。
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