クラシカルなデザインで3万円以下で購入可能なコストパフォーマンスの良さを誇る、Berwick1707(バーウィック1707)のタッセルローファー「8491」。今回は、その8491の魅力にフォーカス!
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スペインの英雄の名を冠した革靴ブランド「Berwick1707(バーウィック1707)」
スペイン継承戦争の一部となるアルマンサの戦いで功績を挙げ、ヨーロッパに広くその名を知らしめた“バーウィック公爵”に敬意を表し、その名を冠したBerwick1707(通称:バーウィック)。創業は1991年と比較的新しいシューズブランドではあるものの、スペインの靴の名産地であるスペイン南東部のアルマンサ地方で、高い技術力を持った職人の手で生み出されるバーウィックのドレスシューズは、国内外から高い信頼を得ている。
バーウィックのコストパフォーマンスの良さの秘密とは?
バーウィックの作るドレスシューズは、3万円代〜とインポートシューズとしては圧倒的なコストパフォーマンスの良さが魅力の一つでもある。もちろん、価格帯が低いからといってクオリティが低いわけではない。バーウィックの生産ラインでは、アッパーの裁断・縫製からソールの生産、部品の取り付けまで全工程を同工場内で行う「一貫生産」にこだわることで、余計なコストを抑えているのだ。バーウィックが高品質・低価格を維持できるのは、確固たる企業努力の賜物と言える。
バーウィックの人気タッセルローファー「8491」の3つの魅力
今回フォーカスするのは、バーウィックの代表的なモデルであり人気の高いタッセルローファーの「8491」。ここからはその人気の秘密と特徴について解説!
バーウィック 8491の魅力①「ハイコスパなモデルでありながら、高級感を感じさせる一級品のデザイン」
ヨーロッパシューズの中でも安価でありながら、素材やつくりのパフォーマンスの高さから日本人のファンが多いバーウィック。今回紹介するタッセルローファー「8491」もその例に漏れない。3万円以下で購入ができる8491の素材やつくりの良さについては後ほど詳しく言及するとして、一番に特筆すべきはビジュアル。高級感のあるデザインだ。丁寧な履き口のカットやそれに付随したパイピング、Uチップには「つまみモカ」と呼ばれるステッチ飾りが採用され、アッパーが一枚革でできている。メインデザインとなるアッパーのタッセルは丁寧に処理され、細かなギミック一つ一つをとっても抜け目のないデザインが特徴的だ。そしてもちろん職人の腕も良く、デザイン負けすることない技術力の高さがうかがえる。
バーウィック 8491の魅力②「日本人の足型から作られたラストを使用」
バーウィックの8491に採用されているのは「HO262」という日本人の足形をベースに設計された木型。丸みを帯びつつもスマートな印象を与えるラウンドトゥが特徴で、クラシックな佇まいが特徴のラストだ。また、HO262は日本人の足の形状を忠実に再現したフォルムで、欧米人に比べて踵骨の小さな日本人の足のかかと抜けを防ぐように、ヒールカップを小さくシャープに設計している。ローファーはレースアップタイプのドレスシューズと異なり、靴紐でのサイズ調整ができないため、サイズ選びが難しいアイテム。しかし日本人に馴染む足形に設計することで、サイズ感の不和が解消され、履き心地の良さを感じられる。
バーウィック 8491の魅力③「グッドイヤーウェルテッド製法」
スペインのシューメーカーであるバーウィックでもまた、ヨーロッパ圏内の高級既成靴の代名詞とも言える「グッドイヤーウェルテッド製法」を採用している。グットイヤーウェルテッド製法で作られた靴の多くは「一生靴」と呼ばれ、19世紀後半に生まれてから、長い間ユーザーの足元を守ってきてくれた製法だ。
ひとくちに「グッドイヤーウェルテッド製法の丈夫さ」と言っても、そのメリットはソールを縫い付けていることでソールの剥離が起きにくい、足にフィットすることでソールの擦り減りを軽減することができる、など様々あるが、その中でも特筆すべきは「繰り返しのリペアにも耐えられる強度」だ。実際に一生靴と呼ばれる高級靴の多くは、このグッドイヤーウェルテッド製法を用いていることが非常に多い。