革靴を美しく保管するためには「シューキーパー」を使って型崩れの予防をしておきたい。今回は、大切な革靴を長くキレイに保つために不可欠なシューキーパーにフォーカスし、使用するメリット、使い方で気を付けたいことや素材ごとの特徴などを一挙解説!
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シューキーパーを使うメリットとは?
大切な革靴の手入れに欠かせない存在である「シューキーパー」別名「シューツリー」。存在は知っているけれど、結局どんな効果があるの?という方に向けて、シューキーパーを使うメリットをご紹介。
シューキーパーを使うメリット①「型崩れ防止」
1日履いた革靴は、皺が入ったりソールが反り返ったりと、様々なところに負荷がかかり本来の形状を失うもの。そのままにしておくと、革のひび割れやソールの剥がれが生じ、靴の劣化を早めることになる。それを元の状態にできる限り整え、型崩れを防止するのが「シューキーパー」の役割だ。シューキーパーを入れることで、皺が伸び、ソールが本来の形状へ戻ることによって、革靴本来の形をキープ。全体の皺が伸びるので、履き終えた後の手入れもしやすく、皺の間の汚れを見逃さずにケアできる。シューキーパーを使うことで、愛用している靴の寿命を長生きさせられるのだ。
シューキーパーを使うメリット②「消臭・脱臭効果」
足の裏は、体の中でも汗腺が多く、特に蒸れやすい場所。1日でコップ半分の汗をかくとも言われているほど。革靴を1日履いていれば、当然靴の中に湿気がたまり、靴の劣化に加え、いやなニオイの原因に。そんなとき、シューキーパーを使用することで、靴の中の風通しを良くし、湿気を吸収。しっかりと乾燥させることで、消臭・脱臭効果を発揮する。抗菌や殺菌効果の高い素材もラインナップしているので、自分のライフスタイルに合ったものをチョイスするのがおすすめだ。
シューキーパーを使うときに気を付けたいこと
歩行によって生まれた皺や歪みを整えるため、縦や横にテンションをかける仕組みのシューキーパー。ここでテンションをかけすぎると、皺が急に伸ばされることで逆に負荷がかかり、皺部分から裂けてしまったり靴を傷める原因にもなりかねない。使用する際は、バネの度合を確認し、“靴にテンションがかかり過ぎていないか”をチェックすることが重要だ。また、シューキーパーを入れるタイミングで注意しておきたい点として、着用後すぐにシューキーパーを入れてしまうことが挙げられる。特に雨でかなり濡れてしまった靴にシューキーパーをすぐに入れると、靴とシューキーパーの劣化にも繋がり、カビの繁殖などを起こす場合も。靴自体が、かなり濡れてしまったときは、一度新聞紙などで内側の水分を吸収し、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させた後に、シューキーパーを入れて整えるのが望ましい手順だ。
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