自分が中年になってつくづく思うが、加齢には抗いきれない。無理な若作りはナンセンスと分かりつつも、第一印象によって汚らしい「おぢ」扱いされるか、ダンディーな「イケオジ」扱いされるかなら、当然後者が良いに決まっているから、そこにアプローチする努力はできるだけ続けていきたい。そこで今回は、私が個人的にやってみて第一印象アップに貢献したと実感する事柄を紹介する。
おぢの第一印象UPに絶大な効果を発揮したコト1眉毛のアートメイク
私自身、中高生時代からギャツビーのアイブローキットを使って眉を整えてきた。時には毛を抜きすぎて細眉、全体的に短くしすぎて薄眉になってしまったり試行錯誤しながら、なんとなく処理してきた。特に眉の形にコンプレックスを抱えていたわけではないが、SNSを見ていて眉の形が綺麗なイケオジの姿をちょいちょい見かけるようになり、どうやら彼らが眉のアートメイクをしていることを知る。元々の顔の造形が違うので、そんなに期待せずにアートメイクサロンを予約してカウンセラーから話を聞くと、顔の形やパーツの配置によって眉の黄金比があるらしく、その形に近づけることで顔の印象がグッと良くなるとのこと。半信半疑で眉のアートメイクをやってみたら顔の印象が精悍になり大満足。自分の感覚的には美容整形手術で成功したレベルでポジティブな変化を体感でき、眉は顔の印象を決定づける重要なパーツであることが身をもって理解できた。女性から「眉の形すごい綺麗だね。羨ましい!」と言ってもらえることも増え、第一印象は確実にアップした。
おぢの第一印象UPに絶大な効果を発揮したコト2歯の矯正&ホワイトニング
昨今は、ルッキズムが問題になるレベルで人々の美意識が高まり、白い歯や綺麗な歯並びへの欲求は右肩上がりだ。そして、スターホワイトニングのような低価格のホワイトニング専門サロンや、お手軽なマウスピース矯正の普及などにより、美しい口元を実現するハードルが大幅に下がった。現代において美しい歯は芸能人やセレブといった一部の選ばれた人のステータスではなく、すべての人々にとって当たり前の身だしなみになりつつある。私はアラフォーだが、若かりし頃に全開の笑顔で黄ばんだ歯を露出してギャルファッション雑誌の表紙を飾るカリスマギャルモデルなども鮮明に記憶しており、つくづく世の価値観が大きく変わったと感じる。そんななか、同世代の人々と街ゆく若者を比較すると、やはり歯の綺麗さが違う。私は、上前歯がやや曲がって生えていたので一念発起し、マウスピース矯正を実施し、1年で他人に褒められるレベルの歯並びを手に入れた。またマウスピース矯正と同時並行でホームホワイトニングも実施し、白い歯も手に入れた。矯正用のマウスピースの中にホワイトニングジェルを入れられるので、マウスピース矯正とホームホワイトニングを同時並行で行うのは非常に効率が良い。ちなみに私がやってみて良かったと実感するのが、歯を見せながら思いっきり笑えるようになったことだ。ちなみに、そこそこ美しい歯を手に入れてからは「いくら顔が整っていても、歯並び悪い人って恋愛対象外なんだよね。」といった本音を男女関係なく直接聞くようになった。やはり歯は大事だ。
おぢの第一印象UPに絶大な効果を発揮したコト3ステルスメイク
私にとって、男性で化粧をするのはビジュアル系バンドをやっている人か、オネエの人くらいという認識だった。他のケースで言えば、テレビタレントや映画俳優が、出役として必要性に迫られてドーランを塗っているらしいというのも把握していた。そうではない男性がメイクするなんて考えられなかった。現在では、男性のK-POPアイドルが全盛で、都心の若者の間ではメンズメイクも当たり前になりつつあるが、私のような中年男性がその手のメンズメイクを取り入れるのは無理があるのは自分としても重々承知しているし、他人から見ても若作りの痛々しいオヂ認定される可能性が濃厚。そこでおすすめしたいのが、ステルスメイクだ。ステルスメイクとは、文字通り、他人にメイクしているのがバレないようなメイクを意味する。どうしても中年になるとシミや毛穴の開きが気になってきたり、そもそも色白で髭が濃いと青髭が目だったりするが、これをBBクリームやコンシーラーでカバーして清潔感を出すと一気に清潔感がアップする。自分を格好良く見せるというよりは、一緒に過ごす相手のための身だしなみとしての位置付けだ。韓国のトムフォードの美容部員を務める gio_shin さんは、スーツにバーバー系ヘアスタイルというクラシカルかつ男性的な外見でメンズメイクをSNSやYouTubedで発信しており、細かいノウハウうんぬんの前に、男性がメイクをするという行為の心理的なハードルを下げてくれるのでぜひ一度見てみてほしい。
おぢの第一印象UPに絶大な効果を発揮したコト4メンズネイルケア
女性は初対面で男性の手を見るとは昔からよく言われてきた。実際に「あの人は手が綺麗でセクシーなんだよね」的な女性の発言を聞いたことがある方は多いのではないだろうか?竹内 久美子さんの 「女は男の指を見る」という著書でも、女性には男性の指を観察する習性が備わっており、これは動物行動学で説明できることが語られている。私は、身だしなみケアのひとつとして男性の間でもじわじわと浸透してきたメンズネイルケアを取り入れたところ初対面の印象が大幅に上がった。筆者は生まれつき決して指が長いわけでもないし、関節がゴツゴツしていて、お世辞にも手が綺麗なタイプではないが、ケアをしてから「手が綺麗ですね」と褒めてもらえる機会が増えた。特に対女性においては、高価な機械式時計や革靴以上に、しっかりと磨かれた爪は好感度に直結すると言っても過言ではない。爪のケアに注力している女性は多く、女性自身が気を付けている部分だから気づかれやすいという側面もあるだろう。多くの女性や一部の男性のように爪をデザインで彩る方向性ではなく、いわゆるメンズネイルケアと括られる、甘皮処理と表面磨きのみのシンプルな処置なら万人が抵抗なく取り入れられるのではないだろうか。メンズネイル専門店のほか、メンズネイル対応しているネイルサロンもあるので、まだやっていない方は一度問い合わせてみてほしい。もしネイルサロンに通う時間的な余裕がなければ、ネイルオイルもおすすめだ。塗って馴染ませるだけで指先に自然な艶感が出て清潔感の向上が望める。
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