秋冬シーズンは乾燥が気になるという方も多いのでは?特に唇は、粘膜に近いデリケートな肌構造であるため、乾燥しやすい部位。普通のリップクリームでは保湿力が物足りないと感じる男性に向けて、今回は唇がテッカテカになるぐらい高保湿のリップクリームを紹介!
リップケアの基礎知識1唇は肌に比べて乾きやすい!
唇の皮膚は、頬などの部分と違って角層が薄く、また皮脂膜も形成されないことから、角層内の水分が蒸散しやすい=乾燥しやすい部位といえる。乾燥した状態を放置してしまうと、荒れ・ひび割れなど深刻な状態に悪化してしまうことも、、そのため、リップケアは季節問わず一年中行い、唇の保湿環境を常に整えるのが大切だ。
リップケアの基礎知識2高保湿リップに含まれていると良い成分
唇を乾燥から守るために候補質リップを選ぶ際には、保湿成分について把握しておくのが吉。
ヒアルロン酸 | 高い保水力を持つ成分で、唇にしっかりと潤いを与え、乾燥から守る。 |
セラミド | 肌のバリア機能を強化し、潤いを保持する役割。唇の水分を保ちながら、外部の刺激から守る。 |
シアバター | 自然由来の保湿成分で、唇に栄養を与え、長時間にわたり潤いをキープ。乾燥肌や敏感肌にも優しい成分。 |
ワセリン | 高い保湿力を持ち、唇の表面にバリアを作ることで、水分の蒸発を防ぐ。唇を保護し、ひび割れや荒れからガード。 |
スクワラン | 肌の成分に似た構造を持つため、唇に自然な形でなじみ、保湿効果が持続しやすい成分。 |
ホホバオイル | 保湿効果が高く、唇にしっとりとした潤いを与えながら、肌のバリア機能をサポート。 |
ビタミンE | 抗酸化作用があり、唇の荒れや乾燥を防ぎ、肌の修復をサポートします。エイジングケアにも効果的。 |
ラノリン | 羊毛から得られる天然の保湿成分で、乾燥した唇を柔らかくし、潤いを保つ効果をもつ。 |
アロエベラエキス | 鎮静効果と保湿効果があり、乾燥した唇や荒れた唇を落ち着かせる働きがある。 |
リップケアの基礎知識3自分の唇の特徴や悩みに合わせてリップを選ぶべし
いつも適当に目についたものを買ってしまったり、とりあえず同じもの使い続けているけど、自分に合っているのか分からないという方も少なくないのでは?リップクリームといっても種類は多岐にわたるので自分の悩みや使用シーンなどに合わせて選ぶのが吉。例えば、乾燥しやすい場合は本記事で紹介するような高保湿のものを選ぶ、唇が荒れ気味なら美容成分が配合されたものを選ぶなど。自分の悩みに合わせてリップクリームを選ぶことで、最大限にメリットを享受できるため、成分や効果などをしっかりと見極めたい。
ここからは、編集部がオススメする、乾燥が気になる季節でもしっかり潤いを保てる高保湿のリップケアアイテムをタイプ別にピックアップ。まずは、外出先で唇の乾燥が気になったり、マスクの摩擦で唇が荒れてしまう方など、気になる時にさっと塗れる、そして購入場所を比較的選ばない「デイリー使い」に間違いなしのリップクリームを紹介していく。
デイリー使いにオススメの高保湿リップクリーム1アベンヌ(Avene) 薬用リップケア モイスト
薬局などでも見たことがある方も多いであろう、敏感肌をはじめ、すべての肌タイプの方に向けられたスキンケアシリーズ「アベンヌ(Avenne)」のリップクリームを紹介。少しざらっとしたテクスチャーだが、“アベンヌ温泉水”とミツバチが分泌した天然油分“ミツロウ”を配合した「コールドクリーム成分」が肌の表面にラップを作ることで、保湿成分や有効成分をしっかり閉じ込め、乾燥・刺激によって荒れがちな唇をガードしてくれる優れもの。Amazonで販売しているもので値段は1,115円(税込)と、薬局で購入できるリップクリームにしては少し高めではあるが、機能性を鑑みるとコスパ抜群なので、高保湿リップケアアイテムのエントリーとしては最適なアイテムだ。
デイリー使いにオススメの高保湿リップクリーム2ニベア ディープモイスチャー リップ 無香料
こちらは王道のニベアからピックアップ。こちらのディープモイスチャーリップは「高保水型持続ヴェール処方」で、うるおいが瞬時に広がって密着し保湿効果が続く。ひと塗りするだけで実感が得られるはず。さらなる潤い感を求める方にはメルティタイプも展開されているので好みに合わせて選ぶのがオススメ。
デイリー使いにオススメの高保湿リップクリーム3キュレル リップケアスティック
キュレルのリップクリームは、乾燥しやすい唇をしっかりと保湿し、柔らかくなめらかな状態に整えるリップケアアイテム。セラミド機能成分が唇のバリア機能をサポートし、外部の刺激から守りながら、うるおいを長時間キープする。無香料・無着色・アルコールフリーで、敏感な肌にも優しい使い心地。唇の乾燥が気になる方や、季節の変わり目で荒れがちな方におすすめのアイテムだ。薬局等で見かけることの多いこちらのアイテムは、値段も1,000円未満と手を出しやすいため、新しいリップクリームへの乗り換え先を探している方にも是非プッシュしたい製品。
デイリー使いにオススメの高保湿リップクリーム4モアリップ
ヘアメイクアップアーティストも多く使用していると噂のモアリップ。伸びがよく、なめらかな使用感で、油分の中にうるおい成分をとじこめる独自の基剤を採用し、唇をしっかり保護しながら唇荒れをケアする。スティックタイプのような繰り出す手間が省けるチューブタイプを採用しており、簡単に塗り直しが可能。普段リップクリームが合わず、唇の皮が剥けてしまう方でもシミることがないため、そんな方にぴったりの商品だ。
次に、口角炎(口の端が割れてしまう)など唇がかなり乾燥しやすい男性に向けて、美容ケア成分が多く配合されており、さらにパックのように使えるリップクリームを紹介。高保湿ゆえ唇がプルプルテカテカになるため、寝ている間や日中は少し控えめな量をつけよう。また、日中は上記のデイリー用リップクリームで夜はこちらの商品でケアする併用使いも◎
美容液成分を高配合のリップクリーム1dプログラム リップモイストエッセンス N
dプログラムからは薬用唇用美容液をピックアップ。荒れやすくて敏感な唇用に作られた、長時間うるおい続け、ふっくら縦皺ゼロの唇に導く、薬用唇用美容液だ。美容液と言っても、夜以外に使ってはいけないというわけではない。口コミ等で見られるようにこのアイテムはテカテカ感が少なく、日中も使用している方も多く見られる。添加物が少なく、低刺激設計のため唇が荒れやすい方にもオススメできる商品だ。ワンランク上のリップケアアイテムを探している方へ是非とも推奨したい。
美容液成分を高配合のリップクリーム2アスレティア(athletia)
数々のコスメアワードで受賞歴のある「アスレティア(athletia)」のリップオイルエッセンスをピックアップ。植物由来成分を、特殊なゲル化技術で組み合わせたリップパックのような密着力と持続性が魅力の優れもの。とろっとしたテクスチャーで付け心地バッチリなこちらの商品は、香りもよく、ベルガモットやマジョラムの甘さの中に、ユーカリプタスやジュニパーベリーがすっきりと香る。ぷっくりとしたツヤ感を好む方に特におすすめだ。
最後は、元々敏感肌であったり成分によって唇が荒れてしまう男性に向けて、低刺激成分でできているリップクリームをピックアップ。
低刺激の高保湿リップクリーム1ユリアージュ モイストリップ
低刺激を謳っているだけあり、敏感肌の方にぴったりな4種の保湿成分「シア脂」「ルリジサ種子油」「ヒアルロン酸Na」「ビーズワックス(ミツロウ)」を配合しており、唇へしっかりと潤いを与える。表面の保湿というよりも、唇の内部に浸透し、内側からしっかりと保湿してくれるイメージに近い。若干固めなテクスチャーではあるが、伸びも良く一度塗るとしっかり保湿され、持続力にも定評のあるリップクリームだ。
低刺激の高保湿リップクリーム2フォルミュール 薬用リップリペア
皮膚の専門家が考えたフォルミュールの薬用リップクリーム。荒れた唇をうるおいベールでしっかりと保護し、乾燥やひび割れを防ぐ低刺激リップクリームだ。モイストキャッチャー成分という2種の有効成分から成るビタミンが配合がされており、空気中の潤いをキャッチしてキープし、唇の保湿へと繋げてくれる優れもの。今まで使ってきたリップクリームは、どれも皮が剥けてしまう敏感唇の方もぜひ一度試してみては?
低刺激の高保湿リップクリーム3ecostore リップバーム
ニュージーランド生まれのライフスタイルブランド「エコストア(ecostore)」からは、ナチュラル素材のリップバームを紹介。天然素材のリップクリームは夏場は暑さでもったりと、冬場は寒さで固くなってしまうことも多いのだが、エコストアのリップクリームは気温に関わらずなめらかなテクスチャがキープされる。価格は、今回の記事で紹介したリップクリームの中でも圧倒的にリーズナブルな660円(税込)。このスペックでこの値段はもはや言う事なし。