男の着こなしに外せない存在として愛され続けている「ライダースジャケット」。なかでも名作と呼ばれる鉄板モデルは、いつの時代でも色褪せない魅力がある。今回はそんな「ライダースジャケットの鉄板モデル」にフォーカスして、注目のアイテムを紹介!
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JAMES GROSE(ジェームス グロース) MANILA
1876年の創業からMade in London Englandを貫く老舗ブランド「JAMES GROSE(ジェームス グロース)」。英国といえば、本格感のある重厚で武骨なデザインのライダースジャケットが特徴的だが、このブランドが手掛ける名作モデル“MANILA”は、着丈をやや長めに調整するなどのアレンジを加えることによって、シティユースしやすいバランス感に落とし込まれている。ダブル仕立てでシガレットポケットなどのポケットやジップディテールなどを取り入れた王道デザイン。英国本場ならではの雰囲気はそのままに、モダンなサイジングでライダースジャケットを着こなすなら、このモデルがオススメだ。
SCHOTT(ショット) 613
1913年に創業したレザーウェアの老舗ブランド。レザーのライダースジャケットと聞いて、このブランドを思い浮かべる方も少なくないのでは?歴史的名作として知られているのがダブルタイプのライダースジャケット“613”。最大の特徴は両肩のエポレットに施された一つ星のスタッズで、通称“ワンスター”と呼ばれるのもこのディティールが由来だ。腰元のベルトやバックル、グローブを着けたままでも掴みやすいジッパー、コインポケットは、現在のダブルライダースに受け継がれる原点といえるディティール。1960年当時に使われていたものと同様のスタイルである8角バックルも注目ポイントのひとつだ。
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Lewis Leathers(ルイスレザーズ) Lightning HORSE HIDE
「Lightning」は、数多くのロックスターに愛される、ルイスレザーズ永遠のスタンダードモデル。前に施された4つのジップポケットと、サイドからフロントに回り込むバックルが特徴だ。バイク乗用時にチケットを収納できるジップポケットも左袖に施されている。胸部分には、レザー製のブランドロゴパッチをセット。コムデギャルソンをはじめとした各ブランドとのコラボレーションのベースモデルとしても多く採用されている。
お問い合わせ:03-6438-9215
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Saint Laurent(サンローラン) モーターサイクルジャケット
当時エディ スリマン氏がコレクションを手掛けていた2013SSの展開から、定番のライダースジャケットとしてセレブやファッショニスタから愛されているのがこちら。シーズン毎に素材違いやプリント、スタッズなどの装飾を施したモデルなど、様々なバリエーションが展開されている。タイトな存在感のあるエポレットや無数に走るジップデザインなど、モダンなシルエットながら武骨なムードを忘れない完成されたデザインは、一生モノの相棒に最適。
Maison Margiela(メゾン マルジェラ) 5ZIPライダース
日本では“八の字ライダース”とも呼ばれているシングルタイプの定番ライダースジャケット。1999年秋冬シーズンから継続してリリースされているマスターピースだ。このライダースジャケットの特徴は、なんといっても無駄のない洗練デザインと大きく八の字を描いたジップデザイン。飽きのこないデザインのため、流行に流されず長年来続けられる。初期型はカレンダータグの10番に丸がついていたが、現在は定番として14番に丸が描かれているといった歴史を感じるエピソードも存在。
VANSON(バンソン) MODEL B
独特の重厚感のある革の質感と、シンプルで無駄のない洗練シングルブレストデザインで、大人の男たちから愛されている「VANSON(バンソン)」の名作ライダースジャケット“B”。ゴールドメタルの輝きが際立つオリジナルのジップとレザーのコンビネーションは、知る人が見ればひと目でそれとわかるほど完成されたデザインだ。ややタイトで、肩周りに立体感があるシルエットのため、ジャストサイジングで着こなすのが王道。
BELSTAFF(ベルスタッフ) トライアルマスター
チェ・ゲバラ、スティーブ・マックイーン、デヴィッド・ベッカムなど、多くのカリスマ達に愛され続ける名作アウターがベルスタッフの「トライアルマスター」だ。ワックスドコットンによるタフネスと撥水性、機能性にも優れたファッションコンシャスなルックスが、1948年の登場から70年近く経った現在もなお定番として人気を集めている。レザーライダースジャケットの重厚感に苦手意識がある方は、ワックスドコットン製のこんなライダースジャケットを検討してみてはいかがだろうか?ヒップを覆う程度の着丈の長さがあり、スーツやジャケットとの相性が良いのも高ポイント。
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Barbour(バブアー) International
1936年に発表し、ライダースジャケットの代名詞ともなっている由緒正しきモデルがバブアーの「インターナショナル ジャケット」だ。カラーはブラックとオリーブの2色展開。ブラックはハリウッドの伝説的スターであるスティーブ・マックイーンが着用していたカラーとして、オリーブはコーディネートにアクセントを与えるカラーとして人気を集めている。地図の取り出しが行いやすいよう斜めに設計された左胸のマップポケットや防風を意識したコーデュロイのスタンドカラーなど、他モデルにはないデザインが独特の魅力を放つ。日本ではSLモデルが展開されており、日本人の体型にフィットしやすいようクラシックなモデルと比べて都会的でスリムなシルエットにモダナイズされている。
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EMMETI(エンメティ) ANDREA
ラグジュアリースポーツをテーマに、1975年の設立以降、レザーウェアブランドとしてイタリアはフィレンツェから色気のあるレザージャケットを展開している「EMMETI(エンメティ)」。日本の各メディアで紹介される機会も多く、イタリアの定番ライダースジャケットを展開するブランドとして認知されつつある。そんなブランドの定番モデル“JURI”をベースに、秋冬に適した中綿入り仕様にチェンジすることで秋冬に圧倒的な支持を集めているのが“ANDREA”だ。色気のあるナッパレザーの柔らかい質感と、洗練されたシンプルデザインは、ドレスシャツやスラックスなどのアイテムと相性良し。ロックやバイカーのカルチャー感のあるスタイルとは一味違う、イタリアンスタイルを楽しめるライダースジャケットだ。
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