夏場は汗をかきやすくて日焼け止めを塗ってもすぐに流れ落ちてしまう…という方は、汗に強い成分を配合した製品をぜひ一度試してほしい。今回は、汗に強い日焼け止めの選び方と使い方、おすすめ品を一挙紹介!
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汗に強い日焼け止めを選ぶ際の選び方、見分け方は?
まずは簡単な見分け方として、日焼け止めのパッケージに「ウォータープルーフ」「UV耐水性」「汗に強い」等の表記があることを確認する。ウォータープルーフの基準は、日本化粧品工業連合会により2022年12月から統一され、その効果を図り定められた表記を示すことが推奨されるようになった。2024年11月30日までは「ウォータープルーフ」の表記の商品も販売※1されるが、それ以降は「UV耐水性※2」の表記が必要となる。この指標には「UV耐水性★」「UV耐水性★★」という評価基準があり、より汗に強い日焼け止めを探す際はこの星の数が多いものを選ぶようにしよう。
※1 UV耐水性表示の運用開始については「2022年12月1日」だが、商品にUV耐水性表示がされるまでには2年間の猶予期間がある。「2024年11月30日」までは従来の表記も可能。しかし、それ以降に出荷される製品からはUV耐水性の表記が求めれられる。
※2 「UV耐水性」は、水に濡れる場面での紫外線防止用化粧品を選ぶ際の目安。水に触れない条件で測定した日焼け防止効果(SPF)が、水に触れた後にどれだけ保持されているかを調べ、一定の基準を満たすと製品に表記することが許される。そのレベルは★もしくは☆の数で示され、「UV耐水性★(もしくは☆)」「UV耐水性★★(もしくは☆☆)」の2段階。
汗に強い日焼け止めは一般的なものと何が違う?
デイリー使いする分にはUV耐水性の少ないものでも問題はないが、汗をかきやすい長時間のアウトドア活動やスポーツ、海やプールなどの水に触れる場では、汗や水などでせっかく塗った日焼け止めが落ちてしまう。UV耐水性があるものでもある程度の塗り直しは必要だが、普通の日焼け止めはそれ以上に回数を重ねて塗り直さなくてはならなくなってしまう。日焼け止めには「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」という2種類の成分が使われていることが多い。前者は、紫外線を吸収し光や熱などのエネルギーに変えて放出するもの。後者は紫外線を肌の上で反射させることで肌から紫外線を守るもの。汗に強い日焼け止めには前者の紫外線吸収剤が入っているものが多く、これは肌の上で化学反応を起こし紫外線をカットするため、敏感肌の人が使用する際には注意が必要だ。
汗に強い日焼け止めはどんなシーンで必要か
・ランニング、サイクリング、サッカー、テニスなどのアウトドアスポーツ
・ビーチやプールなどの水に触れるシーン、水泳やサーフィンなど、マリンスポーツ
・長時間、外で過ごすハイキングやキャンプ
・野外フェスティバル、ピクニック、バーベキューなどの野外イベント
・屋外でのガーデニングや建設作業など
・旅行・観光等で歩き回る際(特に暑い場所など)
・屋外でのスポーツ観戦
などが挙げられる。一度に沢山の量を塗ったから、またSPF値とPA値が高いからといって日焼け止めの効果が持続し続けるということではないため、塗り直しはこまめに行うことが大切だ。
汗に強い日焼け止めは石けんだけでは落ちにくい?洗顔だけでは落ちない場合の落とし方
【落とす際のポイント】
①見落としがちな部分に気を付ける
小鼻周り・フェイスラインは見落としやすいため特に意識しよう。
②こするような洗い方はNG
強い力でゴシゴシと摩擦をかけるのは×。肌表面に、刺激を与えないためにも優しく丁寧に洗うのがコツ。特に体はゴシゴシ洗う習慣がある男性が多いため、ボディタオルやスポンジで力が入りすぎてしまう場合には手で優しく洗おう。
③クレンジング後はすぐに保湿
日焼け止めは低刺激のものでも、肌の乾燥を招く。クレンジング後は、顔も体も必ず保湿を行うようにしよう。顔は保湿成分を多く含んだ化粧水、乳液がオススメ。体もボディローションやクリームを使用し、しっかりと保湿するのがマスト。
④洗浄力のあるオイルタイプがおすすめ
こだわりがなければ、洗浄力が強いオイルタイプのクレンジングを推奨する。とくに汗、水に強い処方の日焼け止めは、石けんだけだと落ちにくいため、ある程度の洗浄力があるオイルクレンジングを使用するのがおすすめだ。
【顔の日焼け止めの落とし方】
STEP①
クレンジングや洗顔料を使い、こすらずに優しく撫でるように洗う
STEP②
肌残りがないよう、丁寧に洗い流す
STEP③
保湿成分の高い洗顔料を使い、洗い残しを減らす
STEP④
化粧水などを使い、水分で肌にうるおいを与える
STEP⑤
乳液やクリームを使い、化粧水で潤った肌をカバーする
【ボディの日焼け止めの落とし方】
STEP①
SPF値やPA値の高いものはクレンジングをくるくると撫でるようになじませながら優しく洗う
STEP②
ボディソープや石鹸を十分に泡立てて、こすらないように気をつけて洗い落とす
STEP3
ボディクリームなどでしっかりと保湿する
身体用や顔用など、複数のスキンケア用品を使うのが面倒に感じる方にはオールインワンタイプのアイテムがおすすめ。
【日焼け止めを落とせているかどうかをチェックする際のポイント】
・日焼け止めが白く残っていないかどうか
・肌が水を弾いていないか
・日焼け止めの匂いが残っていないか
汗に強い日焼け止め10選
オススメの汗に強い日焼け止め①ニベアUV ディーププロテクト&ケア
まずは数々の日焼け止めをを展開しているニベアから、日やけによる、シミを防ぐ予防美容UVジェルをピックアップ。ハリ、弾力の低下の原因となるUV-A、そして主にシミの原因となるUV-Bも防ぎ、乾燥による小ジワを目立たなくする効能評価試験済み。スーパーウォータープルーフで汗・水に触れても強力紫外線をカット。美容液成分配合で、日やけによるシミ・そばかすを防ぎながら、肌に潤いを与えてくれる。顔・からだ用にたっぷり使えるのびのいいジェルで普段使用している石けんや洗顔料・全身洗浄料などで落とせるのも高ポイント。さわやかで透明感のあるクリアフローラルの香り。値段がお手頃なのとドラッグストアなど手軽に購入できるのも◎
オススメの汗に強い日焼け止め②ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス
リニューアル発売されたビオレの人気商品。高い紫外線防御効果と軽いつけ心地を両立したウォーターベースの日焼け止め。花王独自のミクロディフェンス処方により、塗布後に水相が揮発することで生じていたミクロレベルの隙間の発生を防ぐ高機能な日焼け止めとなっている。高い紫外線防御効果がありながら、水のように軽い使い心地を両立しているのも魅力。まるで一枚の皮膚のように薄く均一に塗布しやすいので、塗り直しや重ね塗りもストレスになりにくい。日焼け止めを使用する際に気になる点の一つでもある「白浮き」が目立たないのも高ポイントだ。
オススメの汗に強い日焼け止め③ビオレ アスリズム プロテクトエッセンス
数多く展開しているビオレの中でも最高クラスのUVカット力を誇るこちらの日焼け止め。均一UV防御塗膜をビオレ独自のタフブーストポリマーでトップコートすることで、高い耐久性を実現している。水だけでなく、汗、擦れにも強いので運動時の使用にもおすすめだ。また高いspf値、pa値でありながら、ニキビをはじめとした肌トラブルが生じにくいように処方されているため、敏感肌でも使用しやすい。クリーム以外にも、好みやシーンに合わせて使えるスティックタイプ、ミストタイプなども展開している。
オススメの汗に強い日焼け止め⑤FIVEISM×THREE FF シークレットエージェント UV
男性を始めとしたすべての人に向けた総合ジェンダーレスコスメブランド「FIVEISM×THREE」からスキンケア感覚で使用できるカラーレスなUVクリームを紹介。塗っていることを忘れるほど軽く、テカリを抑えた質感、ノンケミカル処方(紫外線吸収剤フリー)のストレスフリーな使い心地が魅力だ。洋服やマスクについても変色しないカラーレス仕様。パッケージもシンプルで持ち運びもしやすい日焼け止めになっている。
オススメの汗に強い日焼け止め⑥ALLIE クロノビューティージェルUV
高い人気を誇る「ALLIE」からはスタンダードなジェルタイプの日焼け止めをピックアップ。水相成分65%の密着ジェルで、長時間うるおってベタつかずキレイな仕上がりが持続。汗・水こすれに強いUVジェルで無香料・無着色の使いやすいアイテムとなっている。密着感がありながらもベタつかず、塗り直しがしやすいテクスチャー感にも注目だ。パッケージには、環境に配慮した素材を採用。
オススメの汗に強い日焼け止め⑦BOTCHAN UVプロテクター エブリデイエブリウェア UVカットスプレー
植物由来の成分を使用し、環境に配慮した製品を数多く展開しているスキンケアブランド「BOTCHAN(ボッチャン)」のスプレータイプの日焼け止め。スプレータイプなので、腕や足、胸や背中など広範囲な部分にさっとつけやすく、髪や頭皮にも使用可能。紫外線を防ぐだけでなく、クレイ由来の吸着バリアが 排気ガス、ほこり、花粉、細菌などの外的汚れをキャッチし、清潔な環境をキープ。この吸着バリアには皮脂を吸収する効果もあるため、肌や頭皮もサラサラの状態を保てる。
オススメの汗に強い日焼け止め⑧HORO BELL プロテクト保湿UV
男性が日常使いしやすいようにと立ち上げられたメンズコスメブランド「HOLLO BELL(ホロベル)」。重たい使用感や白浮き、肌への負担などのイメージを抱く日焼け止めに真摯に向き合い、紫外線吸収剤フリーでありながら、SPF50+/PA++++と最高レベルのUVカット力、サラサラなつけ心地、白浮きしない使用感を実現している。汗に強いものでありながらも石鹸で落とせる手軽さがあるため、普段メイクをせずクレンジングの習慣が無い方でも使いやすい。
オススメの汗に強い日焼け止め⑨バルクオムTHE SUNSCREEN
メンズ好みのシンプルなパッケージデザインが目を引くメンズスキンケアブランド「バルクオム(BULK HOMME)」の日焼け止め。水に強い日焼け止めでありながらノンケミカルで、メンズが使いやすい仕上がりとなっている。
オススメの汗に強い日焼け止め⑩KHAKI DAYCARE UV PROTECTOR
「カーキ(KKHAKI)」は、従来の男性化粧品で抱かれていた高刺激で爽快感あふれるイメージを払拭するような、パッケージにも中身にもこだわりを持つメンズスキンケアブランドだ。こちらは、「美白対策をしたいわけではないが、シミなどはしっかりケアしたい」とお考えの方にぴったりの日焼け止め。シミ予防の薬用有効成分「ナイアシンアミド」をはじめ、コラーゲンやタイムエキスなどの天然由来のスキンケア美容成分を配合しているため、日焼け止めでありながらスキンケア効果も期待できる。肌に乗せると透明状になり、白浮きしない、ベタつく不快感がないテクスチャー。それでいてSPF50、PA++++の高プロテクト処方となっている。