洗顔をする際に意識しているポイントはあるだろうか?実は洗顔のやり方によって、汚れの取れ具合や肌状態に差が生まれることが分かっている。ゆえにキレイな肌を目指しているなら洗顔料にこだわるだけでなく、正しい洗顔のやり方をマスターするのが吉だ。そこで今回は、正しい洗顔のやり方から洗顔料を選ぶポイントまで解説していく。
2013年北里大学医学部卒業。東京大学医学部附属病院にて研修終了後、都内クリニックにて内科・皮膚科として勤務。2017年5月から2020年6月まで院長として、都内美容クリニックにて勤務。2020年7月より「LonaLona CLINIC(ロナロナ クリニック)」院長就任。講演、TV、ラジオ、雑誌、webなど幅広く活躍中。
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メンズがやりがちな朝の水洗顔はNG!洗顔料を使ってしっかり洗い流すのがお約束
朝の洗顔は、水・お湯のみで済ますという男性も多いだろう。しかし寝ている間に分泌された汗や皮脂、そして寝具についていたダニやホコリが顔に付着するなど、自分が思っている以上に朝の肌は汚れている。それらの汚れは水だけで洗い流すのは難しいため、洗顔料の力を借りてしっかり汚れをオフするのが大事だ。清潔な肌で1日をスタートさせると日中の肌の調子も安定するので、今まで水洗顔をしていた方はぜひ見直してほしい。
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洗顔前に準備しておきたい3のこと
まずは洗顔前に準備しておきたいことについて紹介。これから紹介する3つを準備できなければ、正しい洗顔はできないと言っても過言ではない。洗面台・シャワールームどちらで洗顔する場合でも必要になるので要チェックだ。
①「柔らかいタオルorティッシュを準備しよう」
顔の皮膚の表面である角層は約0.02mmとラップ1枚分と同等の薄さしかない。かなり薄く傷つきやすいため、優しく顔を拭けるように柔らかなタオルやティッシュを準備しよう。また、男性がやりがちなゴシゴシ拭きは肌を傷つけてしまうためNG。タオルで摩擦を与えると赤みや炎症の原因になるので気をつけよう。
タオルで顔を拭くコツ
洗顔後の水気をタオルで拭き取る際には、顔に優しく押し当てるだけでOK。柔らかいタオルでも擦ると刺激になるため、肌表面の水滴を吸収させるイメージでそっと乗せよう。また硬めのタオルは押し当てるだけでも刺激になるため、フワフワとした柔らかなタオルを使うのがポイント。そのため洗濯の際は柔軟剤を使うことをおすすめする。
ティッシュで顔を拭くコツ
タオルを使う時、ついクセで顔をゴシゴシ拭いてしまう方や、硬いタオルしか所有していない場合にはティッシュを使うのもアリ。使い方はタオルと同様で、顔に優しく押し当てるだけで刺激を与えずに水気を拭き取れる。ちなみに、ティッシュを使うメリットとしてタオルの繊維が顔につく心配がないことも挙げられ、一部の美容好きのメンズの間では肌のことを考えてティッシュで拭き取る派が増えてきているのだとか。
②「濃密な泡が作れる泡立てネットがあると便利」
石鹸や洗顔フォームなど泡立てが必要な洗顔料を使用している場合は、泡立てネットを用意するのがおすすめ。手のひらで泡立てるよりもキメ細やかで濃密な泡が作れるため、泡が毛穴の奥まで入り込みやすい。それによりニキビや毛穴詰まりの原因となる不要な角質や過剰な皮脂をしっかり落とせるため、肌トラブルでお悩みの方はぜひ活用してほしい。
③「水温のチェックはマスト!人肌より少し冷たいと感じる温度が◎」
洗顔をする際、冷たい水もしくは熱いお湯で洗ってはいないだろうか?実は水の温度はとても大切で、冷たすぎると皮脂汚れを浮かせられずに肌に汚れを残し、その反面熱い場合は必要な油分まで流してしまい乾燥肌の原因となるため注意しよう。そして、洗顔時に適切な温度はズバリ「32~34℃」のぬるま湯だ。人肌よりも少し冷たいと感じる程度の温度が、実は顔の肌表面の温度に近いと言われているため、洗顔前に必ず温度調節を行なってほしい。
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